デリカD:5は19年! NDロードスターは11年!! 時代が変わっても作り続けられる「ご長寿カー」の現在地

デリカD:5は19年! NDロードスターは11年!! 時代が変わっても作り続けられる「ご長寿カー」の現在地

 車種によって異なるが、クルマのモデルチェンジサイクルは4~8年程度であることが多い。しかし、世の中にはそれよりはるかに長い間現役であり続けるモデルもある。そんな“ご長寿カー”たちをピックアップして紹介しよう。

文:長谷川 敦/写真:スズキ、トヨタ、マツダ、三菱自動車

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悪路走行もこなせるオールラウンダーの長命種

●三菱自動車 デリカD:5

静かに生き残る名脇役たち…時代を越えて走り続ける「ご長寿カー」の現在地
2026年1月に一部改良が施された三菱自動車 デリカD:5。前後バンパーのデザイン変更とホイールアーチモールの追加でさらに精悍な見た目になった

 車種を問わずに高い人気を誇る各社のミニバンだが、ここで取り上げる三菱自動車のデリカD:5は、日常使いはもちろん、オフロード走行にも対応するタフさも併せ持つ異色のモデルだ。

 デリカD:5のデビューは2007年1月で、デリカスペースギアの後継にあたるクルマだが、設計当初からオールラウンダーを目標にしており、高いフレーム剛性を確保するとともに悪路に適した4WDモデルもラインナップされた。

 4WDモデルは状況に応じて2WD(FF)から4WDへと切り替える電子制御4WDを採用し、4輪のブレーキ、エンジン、4WDシステムを制御して車体の安定性を確保するアクティブスタビリティコントロール機能も採用されていた。

 こうした能力も評価され、デリカD:5はデビュー時から手堅い人気を獲得した。

 そして販売開始から19年を迎えた2026年でも現役モデルとして活躍しているが、現在ではエンジンがディーゼルターボのみとなり、駆動方式も4WDに一本化されている。

 2019年にビッグマイナーチェンジが実施され、顔つきは三菱自動車が押し進めていたダイナミックグリルへと変貌した。

 そして2026年1月にもマイナーチェンジが行われて各部がアップデートされるなど、今後も現役を続投することを示している。

 現在でもデリカD:5が愛され続けているのは、同系統のライバルが存在していないのも理由のひとつ。

 他社のミニバンがファミリーユースやショーファードリブン(専門の運転手が会社重役などを乗せて移動するためのクルマ)に用いられることが多くなったのに対して、デリカD:5は質実剛健のまま。

 つまり唯一無二のオールラウンダーミニバンであることが価値を生んでいる。

●スズキ ジムニー

静かに生き残る名脇役たち…時代を越えて走り続ける「ご長寿カー」の現在地
現行型4代目スズキ ジムニー。ジムニーは軽自動車初の本格的4WDクロスカントリー車であり、2018年登場の現行型もそのコンセプトを継承している

 スズキの軽4WDクロカンモデル・ジムニーもまた、日常での使用からアウトドアまで幅広く活躍するオールラウンドタイプの長命車種だ。

 現行型の4代目モデルは2018年の登場だが、ジムニーシリーズの始祖たる初代が発売されたのは1970年。

 つまり、初代から3代目のラストまで48年の長さがあり、これは各世代が長期にわたって販売されていたことを示している。

 特に2代目モデルは17年、3代目にいたっては20年の販売期間を誇っていた。

 現行型は2026年で8年目を迎え、現代のクルマでは比較的長めの販売期間になるが、先代と比べればまだまだ“若造”といえる。

 ジムニーのモデルサイクルが長いのはクルマの構成によるところも大きい。

 軽自動車でありながら本格オフロード走行もこなせるジムニーは、各部の作りが頑強で、耐久性の高さも確保されている。

 つまり、一度ジムニーを手にしてしまえば長期間乗り続けられるということ。

 もちろん、デリカD:5同様に同クラスの競合車種がほとんど存在していないこともジムニーの長寿化を後押ししている。

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