今までのホンダ味付けと全然違う!! 新型CR-Vはモータ感マシマシでいいぞ

今までのホンダ味付けと全然違う!! 新型CR-Vはモータ感マシマシでいいぞ

 冬場の雪上試乗は雪道での性能を披露するため多くのメーカーが開催する。2026年2月、ホンダ開催の雪上試乗会に我らが国沢光宏氏が参加。ここではタイ生産のホンダ CR-V e:HEVに試乗。亜熱帯から来たSUVの雪上での性能は!?

※本稿は2026年3月のものです
文:国沢光宏/写真:ホンダ、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2026年4月10日号

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ホンダ CR-V e:HEVが日本上陸

6代目ホンダ CR-V e:HEV。中国で販売中のタイ生産車を日本導入
6代目ホンダ CR-V e:HEV。中国で販売中のタイ生産車を日本導入

●6代目ホンダ CR-V e:HEVの注目ポイント
・2022年から北米や欧州、中国で販売されてきた6代目CR-V e:HEVを日本でも販売することに(タイ生産)
・ボディサイズは全長4700×全幅1865×全高1690mmと新型RAV4(Z)の全長4600×全幅1855×1680mmよりもひと回り大きい
・価格は512万円~。ラインナップはe:HEV RSのFF&4WDと、RSをベースに内外装の加飾を黒で統一した日本専用グレードのe:HEV RS BLACK EDITON
・パワートレーンは2L、直4(148ps/18.7kgm)+e:HEV(184ps/34.2kgm)+リアルタイムAWD
・上質な乗り心地、高いハンドリング性能、静粛性の高さ

 現行CR-Vは日本で販売していなかったものの「RAV4やハリアーなどCR-Vと同じクラスのSUVが売れているからウチも日本市場でラインナップしたい!」ということなんだろう。

 タイで生産している右ハンドル仕様のCR-Vを投入することなったそうな。搭載されるパワーユニットは2L148psの直4を発電用エンジンとして使い、184psモーターで駆動するハイブリッドである。

モーター駆動とダイレクト駆動どっちがいいの!?

2L、直4(148ps/18.7kgm)+電気モーター(184ps/34.2kgm)のe:HEV
2L、直4(148ps/18.7kgm)+電気モーター(184ps/34.2kgm)のe:HEV

 同じ2モーター式の日産e-POWERとホンダ2モーター式の違いは、エンジン直結モードを持つかどうかだけ。コストアップ要因になるものの、100km/h以上の巡航燃費を重視すればクラッチを加えた直結モード付きが有利である。

 新型CR-Vでは巡航用の直結ギアだけじゃなく、アメリカで要求されるトレーラーを牽引して長い登り坂を走るときの低速用直結ギアも加えた。直結ギアがないと長い登り坂でオーバーヒートしちゃいます。

 4WDもあり、ハイブリッドとしては珍しく、スバルのようにプロペラシャフトを使う電子制御カップリングで後輪をダイレクトで駆動するタイプ(後輪への駆動力配分は基本的に0~60%)。

 加えて中高速域でもリアに駆動トルクを掛けている。4WDマニアからすれば「王道の制御ですね!」。モーター駆動がいいのか、ダイレクト駆動がいいのかは論議になるけれど、走りと燃費よければどちらでもいいと思う。

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足がよく動いてよく曲がりしかも静か!

Google搭載9インチHonda CONNECTディスプレイを搭載。Honda SENSING360はBLACK EDITONのみ
Google搭載9インチHonda CONNECTディスプレイを搭載。Honda SENSING360はBLACK EDITONのみ

 では試乗といきましょう。コースは「圧雪時々アイスバーン」。挨拶がてらアクセルをワイドオープンする!

 嬉しいことにモータートルクを積極的に出している。ホンダって、モーターのトルクをドンと出さない制御傾向だった。せっかくモーターついてるからガンガン使ったほうがいいのに。新型はアクセル踏むとガッツリとモーターパワーを感じる。結果的にパワーバンドが広く絶対的な加速もなかなか。

 車体は旧世代のホンダ車と剛性感がまったく違う。凹凸の大きい雪道でボディ剛性低いクルマに乗るとガタガタ車体が揺すられがち。

 なのに新型CR-Vって気持ちよいくらい揺すられない。サスペンションも滑らかに動くので乗り心地や上質感がワンランク、いや、ツーランクくらい上がった感じになる。ボディの隙間に発泡ウレタンを注入するなど、乗り心地だけでなく騒音対策も入念。クルマとしての上質感は誰にでもわかるくらいレベル高い。

パワーも感じられるし、ハンドリングも楽しい仕上がりに
パワーも感じられるし、ハンドリングも楽しい仕上がりに

 さらに「いいね!」なのが雪道でのハンドリングだ。ハンドルを切るとしっかり曲がる。曲がると後輪は不安定になるけれど、それを横滑り防止装置でキッチリ抑えている。

 アクセル踏める人だと、左右の駆動力差や前後の駆動力配分を行っているためスポーティな姿勢に持ち込める。ドライビングテクニックない人だってハンドル切ると素直に曲がるから安心。流れに乗っての走りなら余裕であります。

●ホンダ CR-V e:HEV RS BLACK EDITON 主要諸元
・全長×全幅×全高:4700×1865×1690mm
・ホイールベース:2700mm
・最低地上高:210mm
・車両重量:1830kg
・エンジン:2L直4DOHC
・エンジン最高出力:148ps/6100rpm
・エンジン最大トルク:18.7kgm/4500rpm
・モーター最高出力:184ps/5000~6000rpm
・モーター最大トルク:34.2kgm/2000rpm
・価格:577万9400円

●新型CR-Vラインナップと価格
・e:HEV RS(FF)/512万2700円 (4WD)/539万2200円
・e:HEV RS BLACK EDITON(4WD)/577万9400円

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