補助金には保有義務が。リセールにも懸念はある
ただ、CEV補助金受給には「保有義務期間(通常4年)」があり、期間内に売却すると補助金の返納義務が発生する場合があります。また、リセールについても注意が必要。より高額なPHEVですが、現時点の中古車市場では、流通量が多いHEVのほうが相場形成は安定しやすい傾向があります。
PHEVは「性能価値」やEV走行を積極的に活用したいユーザー向けのモデルです。一方のHEVは、価格、燃費、使い勝手、リセールまで含めた総合バランスを重視する人に向いています。補助が受けられることにメリットを感じる人もいると思いますが、自宅に充電環境が整わない場合は、HEVの完成度の高さや扱いやすさを重視したほうが満足度に繋がるかもしれません。
ただ、クルマを充電できる設備やクルマを家庭用蓄電池として活用する設備(V2H、Vehicle to Home)の設置に関しては、国のCEV補助金において補助を受けることができます。
たとえば、戸建て住宅の場合、令和7年度補正予算(2026年3月31日受付開始)では、5万円の定額補助を受けることができます(コンセント型の充電器の設置)。戸建て以外の集合住宅に関しては機器のほか工事に関しても補助があり、さらに自治体のよってはさらなる上乗せ補助がある場合も。「この機会に」と考えてもいいかもしれませんね。
お薦めは「Z」グレード
RAV4 PHEVは、「Z」と「GR SPORT」の2グレード構成です。「Z」グレードは、PHEV最大の魅力であるEV走行、329PSの高出力、静粛性の高さなどをしっかり味わえる仕様となっており、「RAV4 PHEVらしさ」を素直に体感しやすいグレードに思えます。装備面でもHEVの「Z」よりもさらに上級の装備が与えられており、上級SUVとして考えれば完成度はかなり高め。満足度も高いでしょう。価格(税込)は600万0000円です。
一方、「GR SPORT」はやや趣味性が強いモデルです。GRパフォーマンスダンパーやGRブレース(リヤサスペンションメンバー)が標準装備され、よりアグレッシブな走りにも対応。専用デザインも与えられるなど魅力的ですが、価格は630万円とさらに上がります。もちろん見た目や走りにこだわりたいのであれば、GR SPORTが有力候補になりますが、そうしたこだわりがないのであれば、まずはPHEV Zを基準に考えるほうがバランスは取りやすそうです。

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2026年4月のRAV4の登録台数は、4115台。このうちPHEVは10%程度と、販売の中心はHEVとなっています。価格差を考えれば当然ではありますが、それでも、600万円級のSUVでありながら一定数の支持を集めていることは、RAV4 PHEVが「高くても欲しいSUV」として受け入れられているといえそう。次世代のSUVの姿を提示しているRAV4 PHEVであるだけに、今後どこまで支持を広げていくのか、注目したいところです。
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