アイドリングストップと冷房をどう使い分ける?
最後に悩ましいのが、アイドリングストップ車での冷房問題だ。信号待ちでエンジンが停止すると、「急にエアコンがぬるくなった!」と感じた経験がある人も多いだろう。
ガソリン車では、エンジン停止中はコンプレッサー駆動が制限されるため、冷房性能が低下しやすい。特に猛暑日や渋滞時は、車内温度上昇がかなり不快になる。
そのため最近では、エアコン負荷が高いときにはアイドリングストップをキャンセルする制御も増えている。また、ユーザー側でアイドリングストップをオフにするのもひとつの方法だ。短い信号待ちで頻繁にエンジン停止・再始動を繰り返す状況では、快適性を優先したほうがストレスは少ない。
特に小排気量のクルマは、アイドリングストップ復帰後にエアコン負荷で加速が鈍く感じることもある。
一方でハイブリッド車は事情が異なる。電動コンプレッサーを採用しているモデルが多く、エンジン停止中でも冷房性能を維持しやすい。真夏の渋滞でも比較的快適性が高いのはハイブリッド車の大きな強みだ。
燃費も快適性も両立したいなら、「エアコンを我慢する」のではなく、「効率よく使う」のが今どきの正解である。暑さが年々厳しくなる日本の夏では、賢く冷やして安全・快適に走ることこそが最重要なのである。
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