工場という”資産”をどう生かすのか
今回の発表はチェリー車の生産を検討するものですが、生産技術や生産設備を活用するという点で、新たな事業へ発展する可能性も感じさせます。
たとえば生産終了車の補修部品の復刻、ヘリテージパーツ事業などにも活用できるでしょう。英国をはじめ欧州には、歴代ZやスカイラインGT-R、プリメーラなどを大切に乗り続けるファンも少なくありません。将来的に、サンダーランド工場が欧州向けヘリテージパーツの製造など、新たな役割を担うようになれば、日産ブランドの価値向上にもつながります。
さすがに巨大な新車ラインをそのまま使うのは難しいですが、プレス金型の保管ノウハウや、熟練した「人財」の技術を伝承・活用する場として、敷地内にヘリテージ工房のような形を発展させることは十分にあり得り得ると思います。
生産技術は、新車製造以外の分野でも大きな価値を生み出せるはずです。自社工場を自社車だけで埋める時代から、余剰生産能力を外部メーカーにも提供して収益を確保する時代へ。今回の発表は、サンダーランド工場の新たな役割だけでなく、工場という資産をどう活かしていくのか、自動車メーカーの新たな可能性を感じさせるニュースだったといえそうです。
【画像ギャラリー】日産欧州戦略の立役者! サンダーランド工場が育てた「キャシュカイ」の現行モデル(14枚)画像ギャラリー














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