カローラの最大のライバルとして熾烈な争いを繰り広げた日産 サニー
2004年に国内での販売は終了となったが、1966年に初代が誕生して以来、カローラとともに日本を代表するコンパクトセダンとして人気を獲得していたサニー。
マイナーツーリング(TSレース)、富士フレッシュマンレース、全日本ラリー選手権、JTCC(全日本ツーリングカー選手権)でも活躍した日産の歴史を語るうえでは絶対に外せないモデルでもある。
そんなサニーの最終モデルは、1998年10月に発売された9代目。
開発コンセプトに“新・世界基準セダンSunny”を掲げ、サニー伝統のアイデンティティを踏襲しながら社会の要請に応えることのできるクルマを目指した。
エクステリアは、サニーらしいトラディショナルなスタイリングを継承しつつも上質さと存在感のある表情に一新。
インテリアも“すべての人に使いやすく”というユニバーサルデザインの思想を基に幅広い層のユーザーに使いやすい装備が採用されていた。
9代目に搭載させるべく新開発した1.5リッター直列4気筒ガソリンエンジンは大幅な燃費の向上を実現するとともに、低中速トルクや静粛性を向上させて経済性、実用性、静粛性を高次元で融合。
32bitマイコンを採用した緻密な空燃比制御などで安定した希薄燃焼を実現したリーンバーン仕様においては、約20%の燃費向上と約17%のCO2削減も達成している。
また、大幅な燃費向上と高い出力を両立した1.8リッター直噴ガソリンエンジンも変速ショックのまったくない力強い加速と滑らかな走りを両立した無段変速機(HYPER CVT)との組み合わせで1クラス上の力強い走りを実現。
スポーティグレードのVZ-Rには吸排気バルブの開閉時期とリフト量を運転状態に応じて制御する可変バルブリフト&タイミング機構を採用した、175psを発生する1.6リッター直列4気筒DOHC16バルブ自然吸気エンジンを搭載するなどラインナップも充実していた。
ワゴンのイメージが強い三菱自動車 ランサー セディアはセダンもなかなかの個性派
1974年に初出場のサファリラリーで総合優勝を果たし、“ラリーの三菱”を印象づけたランサーもコンパクトセダンとして忘れてはならない存在だが、ここでは先述の2001年式カリーナとほぼ同時期に発売されたランサー セディアのセダンを紹介したい。
Century(センチュリー)とDiamond(ダイヤモンド)からなる造語を車名としたランサー セディアは、21世紀に向けて三菱自動車が提案する5ナンバーセダンの新しいスタンダードとして、さらにはランサーとミラージュ4ドアに代わる新しい5ナンバーセダンとして2000年5月に登場。
パリの街並みを颯爽と駆け抜ける姿がスタイリッシュな印象を与えたテレビCMの効果もあってか発売1カ月後の受注台数は4500台を超え、月間販売目標台数の約1.5倍を記録するなど好調な立ち上がりを見せた。
エンジンはクラストップレベルの低燃費を実現した1.5リッターと1.8リッターのガソリン直噴エンジンであるGDIを搭載。
これに道路や運転の状況に応じて最適な変速比を自動的に選択する最適制御とドライバーの運転の好みに合うように変速比を補正する学習制御を盛り込んだINVECS-III CVTを組み合わせて応答性の良い滑らかな走りも実現した。
また、1.8リッターのスポーティグレードであるTouringにおいてはCVTのプーリー径変化を6通りに固定し、マニュアルゲートを介してドライバーが変速比を素早く任意に選択できるINVECS-III スポーツモード6-CVTを採用。
スポーティドライブに最適なマニュアルシフト感覚のスポーツモードによって、タイムラグのない変速でメリハリが効いた走りの楽しさも提供した。
Touringはエクステリアにおいても空力特性の向上とともに精悍さをより高める専用のフロント&リアエアダムとサイドシルエクステンション、スポーティなリアルーフアンテナが採用され、ドライバーのスポーツマインドも大いに刺激した。
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