燃費は22.0km/L、安全装備も充実!! ソリオがルーミーを上回るところ
2025年1月の一部仕様変更では、従来の1.2L直列4気筒エンジンに代わり、スイフトにも搭載されるZ12E型1.2L直列3気筒エンジンとCVTを採用しました。全車がマイルドハイブリッドとなり、2WD車はWLTCモード燃費22.0km/L。ルーミーのWLTCモード燃費は、1.0L自然吸気エンジンを搭載する2WD車が18.4km/L、ターボ車が16.8km/Lであり、燃費性能に定評のあるヤリスでも、ガソリン・2WD・CVT車は20.0~20.3km/Lです。広い後席や両側スライドドアを備えた全高1745mmの背の高い車体でありながら、ヤリスのガソリン車を上回る燃費を実現していることは、ソリオの大きな強みといえます。
車両重量もソリオの2WD車は1000kg前後に抑えられており、ルーミーの2WD車より60~110kgほど軽量。大容量の駆動用バッテリーや高出力モーターに頼るのではなく、軽い車体を少ない燃料で走らせる設計は、小型車を得意とするスズキらしいもの。エンジンの最高出力は82PS、最大トルクは108Nmで、ルーミー(69PS/92Nm)の1.0L自然吸気車をそれぞれ13PS、17Nm上回ります。
安全装備も、一部仕様変更で強化されており、衝突被害軽減ブレーキには、ミリ波レーダーと単眼カメラを組み合わせた「デュアルセンサーブレーキサポートII」を採用。車両や歩行者、自転車、自動二輪車を検知するほか、交差点での検知にも対応しています。
全車速追従機能付きのアダプティブクルーズコントロールと、車線中央付近を走るようステアリング操作を支援する車線維持支援機能は全グレードに標準装備されるほか、赤信号から青信号への切り替わりを知らせる発進お知らせ機能も備わります。標識認識機能も、最高速度、一時停止、車両進入禁止に加え、はみ出し通行禁止、転回禁止、補助標識の「終わり」、赤信号まで認識。後席への荷物の置き忘れなどを知らせるリアシートリマインダーも採用されています。
さらに、上位グレードのHYBRID MZとソリオ バンディットHYBRID MVには、停止保持機能付きACC、電動パーキングブレーキ(ブレーキホールド付)、ヘッドアップディスプレイ(カラー)を標準装備。ドアミラーでは確認しにくい斜め後方の車両を検知するブラインドスポットモニターと、後退時に左右から近づく車両を知らせるリアクロストラフィックアラートも備わります。
ルーミーで全車速追従機能付きACC、電動パーキングブレーキ、ブレーキホールドを標準装備するのは、カスタムG-TとカスタムGです。G-TとGではメーカーオプションとなり、Xには設定されていません。車線中央付近の走行を支援する機能、ブラインドスポットモニター、リアクロストラフィックアラートも設定されておらず、安全・運転支援機能が対応する場面はソリオのほうが幅広くなっています。
弱点を差し引いても魅力的!! ソリオを全力で推したい理由
価格は、ソリオのほうが若干高く、最廉価のHYBRID MGでも価格は税込192万6100円(2WD CVT)から。ルーミー(税込183万400円、X 2WD)の最廉価を9万5700円上回ります。上級装備を備えるルーミー カスタムG(税込217万300円、2WD)とソリオHYBRID MZ(税込224万8400円、2WD)を比べても、7万8100円ソリオのほうが高い価格設定です。
この上級グレードに9インチ画面と全方位カメラを付けた場合、ソリオHYBRID MZ(2WD)は246万8400円、ルーミー カスタムG(2WD)は229万200円(税込217万300円+パノラミックビューパッケージ税込11万9900円)と、価格差は17万8200円に広がります。
ただし、ソリオには車載メモリーナビやDVD/CDプレーヤー、スズキコネクト対応通信機も含まれます。ルーミーはスマートフォン連携を前提とするディスプレイオーディオであり、装備内容は同じではありません。購入時の負担を抑えやすいのはルーミーですが、ソリオが割高だとまではいいきれないでしょう。
ルーミーとソリオを比較したとき、ソリオの弱点となるのが、ターボ車を選べないことです。ルーミーの1.0L自然吸気車との比較であれば、マイルドハイブリッドを備え、動力性能と燃費性能を両立したソリオに分がありますが、1.0Lターボ車との比較になれば、加速の力強さではルーミーがマイルドハイブリッドのソリオを上回ります。最小回転半径も、ソリオは4.8mに対し、ルーミーは4.6~4.7mと小さく、小回り性能を重視する人にとっては見逃せない違いでしょう。
また、ルーミーは後席を格納した際に、ほぼフラットになる荷室をつくれる点も優れています。ソリオには若干の傾斜が残るため、大きな荷物を安定して積みたい場合や、荷室の平らさを重視する場合は、ルーミーのほうが使いやすいでしょう。



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