世界的な嗜好の変化や外交的事情の影響で、海外生産車両の導入が進められている。これらは元が海外市場向けとあって、揃いも揃って巨体揃い。ここでは、すでに来日済み&これから日本導入予定の巨大な海外生産車をご紹介する。
※本稿は2026年9月のものです
文:伊達軍曹/写真:日産、ホンダ、トヨタ、スバル、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2026年10月26日号
全幅1900mm以上の巨体が続々来日予定!
海の向こうで手ぐすね引きながら上陸の機を窺っている「次なる巨獣予備軍」の威圧感たるや、凄まじいものがある。
まず前哨戦として現れるのがアキュラ インテグラType S。往年のスリムなインテグラを知る世代は「全幅1900mm」と聞いて耳を疑うだろうが、フェンダーを極限まで張り出させたマッチョな姿は、もはや往年のインテグラとは完全に別物。これはこれとして、明鏡止水の心で受け入れるほかない。
そして3列シートSUVのトヨタ ハイランダーとスバル アセントも、仲よく全幅1930mmで控えている。家族をゆったり乗せる北米ファミリーカーの「普通」は、日本では堂々たる要塞サイズに相当するということだろう。

デザインを一新した新型日産 ムラーノに至っては1980mm級と、「2m」の大台寸前でピンポンダッシュ。そしてオフロード色を強めたホンダ パスポート トレイルスポーツ エリートは2017mmと、2mの壁を楽勝で突破してきた。
ここまで来ると日本の林道どころか、中央線のある峠道ですら、すれ違いの際には若干の冷や汗がにじむかもしれない。
極めつけはピックアップトラックのトヨタ タンドラ(2030mm)と、中東の砂漠を主戦場とする日産 パトロール(2030mm)だ。
これらの全幅は、もはや「走るプレハブ住宅」。もしもこれらが近所のスーパーの駐車場ですぐ隣に停まってしまった日には、隣のクルマのオーナーは、助手席からの脱出を余儀なくされるだろう。
グローバル基準の巨獣たちが日本のインフラに突きつけるプレッシャーは、今後ますます過熱の一途を辿りそうだ。
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