JAFによると、2025年度のパンクやバースト、空気圧不足によるロードサービス出動件数は46万9285件(四輪)。2021年度の約39万件から4年で20.1%増え、この間、毎年度増加しています。
出先で見舞われるとベテランドライバーであっても青ざめるタイヤトラブル。ロードサービスを呼ぶのもひとつの方法ですが、軽度のパンクなら車載の修理キットで自分でも応急処置できます。修理できる穴と対応できない傷の違い、作業の流れを紹介します。
文:吉川賢一/アイキャッチ画像:Adobe Stock_jim/写真:Adobe Stock、写真AC、エムスリープロダクション、JATMA
【画像ギャラリー】4年で約2割増!! 増え続けるタイヤトラブル…パンクしたらどうする? 修理キットで直せる穴・直せない傷(13枚)画像ギャラリースペアタイヤがないのは、軽さと荷室の広さのため
現在、多くのクルマでスペアタイヤの代わりに「パンク応急修理キット」が搭載されています。修理剤の入ったボトルと、空気を入れる小型のコンプレッサーなどがセットになっており、荷室の床下などに収納されています。
かつてはパンクへの備えとしてスペアタイヤが広く搭載されていましたが、タイヤとホイールを一組積むよりも、小さな修理キットのほうが軽く、場所も取りません。燃費改善につながるうえ、荷室の床下を収納に使うなど、限られた車内スペースを活用しやすいことから、修理キットへの置き換えが進みました。
しかしながら、パンクしたタイヤそのものを交換して走行を再開できるスペアタイヤに対し、修理キットはパンクしたタイヤの空気漏れを抑え、一時的に走れるようにする応急処置用の道具です。スペアタイヤも、応急用であれば速度や走行距離に制限がありますが、修理キットは損傷の場所や大きさ、タイヤの状態によって使用できない場合があり、すべてのタイヤトラブルに対処できるわけではありません。
釘が刺さった穴には使えても、側面の傷には使えない
修理キットが対応できるのは、主にタイヤの接地面に釘やネジなどが刺さった軽度のパンクです。タイヤ側面の傷や亀裂、接地面以外の損傷、大きな切り傷や裂け目などには対応できません。
穴が小さくても、空気がほとんど抜けた状態で走った場合は、タイヤ内部が損傷している可能性があるため使用できず、タイヤがホイールから外れていたり、ホイールや空気を入れるバルブが破損している場合も、修理キットでは対処できません。
釘やネジなどの異物が刺さっている場合は、抜かずにそのまま応急処置を行います。抜いてしまうと、修理剤で穴をふさげなくなる場合があるためです。その他、細かな使用条件や操作方法はキットによって異なるため、作業前には必ず付属の説明書を確認してください。

















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