米国で無人タクシーの商用運行を拡大するウェイモ。その日本上陸に向けて、トヨタが驚きの発表を行った。なんと日本で使用するロボタクシーの車両はトヨタbZ4Xで、しかも国内工場で自動運転システムの搭載まで行うというのだ。2027年の運行開始に向け、いよいよ役者が揃ってきた!
文:ベストカーWeb編集部/写真:トヨタ自動車、Pony.AI、ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】タクシーにもピッタリだったbZ4Xのディテールを見て!(8枚)画像ギャラリージャガーかと思ったらbZ4X! 2027年に日本で運行開始
トヨタとウェイモは10月30日、両社の自動運転分野における協業を拡大し、2027年に日本でトヨタbZ4Xを使った自動運転タクシーの初期運行を開始すると発表した。まずは試験・検証を含む運行を行い、その後数年をかけて英国など海外市場にも展開するという。
ウェイモといえば、米国で無人タクシーを実用化した自動運転技術の先駆者。日本でも2025年から日本交通やタクシー配車アプリのGOと協力して、東京で公道実証実験を行ってきた。
そこで使われていたのはジャガーの電気自動車、I-PACE。9月に発表された日本での商用化計画でも初期導入車両はI-PACEと説明されていただけに、そのまま本格展開するのかと思いきや、ここへ来てbZ4Xが登場したというから驚きだ!
自動運転装備まで高岡工場で搭載! ロボタクシー量産の新時代
さらに注目したいのは、その生産方法である。
ウェイモ向けbZ4Xは愛知県豊田市にあるトヨタ高岡工場で生産される。それだけなら普通の話だが、なんとベース車両の組み立てからウェイモの自動運転用ハードウェアの搭載まで、一連の工程を同じ工場で行うという。
従来の量産車に後から自動運転機器を取り付けるのではなく、自動運転タクシーそのものを量産ラインで生み出すわけだ。ロボタクシーが実証実験の段階を超え、いよいよ本格的な量産商品になろうとしていることを実感させるニュースである。
ちなみにトヨタは2026年2月、中国の広汽トヨタでも、自動運転企業ポニーAI向けにbZ4Xベースのロボタクシーの量産を開始している。今回の高岡工場での生産にも、こうした経験やノウハウが生かされることになりそうだ。
後席はJPNタクシー並みに広い! bZ4Xがタクシーに向いている理由
では、なぜbZ4Xなのか? 実はタクシーとしての適性を考えても、なかなか魅力的な選択なのである。
まず後席の広さ。bZ4Xはホイールベース2850mmのゆったりした車体を持ち、後席の足元空間はタクシー専用車のJPNタクシーにも匹敵する。さらに荷室の広さではJPNタクシーを上回るというから、大きなスーツケースを持つ旅行客にも便利だろう。
今回のウェイモ仕様では、自動開閉ドアや電動開閉式バックドア、室内間接照明なども採用。単に人を運ぶだけでなく、乗り降りのしやすさや乗車中の快適性まで考えられている。
もちろんEVだから走行中の静粛性も高い。無人タクシーで静かに移動するという、新しいモビリティ体験にもぴったりだ。











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