渋滞時に冷房の効きが鈍った場合、どう対策する?
渋滞時には冷房の効きが悪くなることがある。これには大きく分けて3つ、原因がある。
1つめは真夏の渋滞はクルマから発生する熱が周囲に拡散しにくくなり、クルマの周囲の気温があがってしまう。
これにより車内に取り入れて冷やすための空気が熱くなってしまうため、吹きだし口の温度が上昇してしまうのだ。
エアコンは吹き出す空気の温度を設定できるとはいえ、あくまでも冷房の能力の範囲に限られる。対策としてはエアコンを内気循環にして、ある程度冷やされた車内の空気を再び冷やすようにすることだ。
2つめは渋滞中はエンジン回転数が低い状態が続くため、コンプレッサーの稼動も充分ではない。
これは変速機のギアをシフトダウンすることで回転を上げることもできるが、燃費が悪化するし、エンジンの冷却水の水温が上昇するなど真夏には避けたいリスクにつながる。解決策としては、別のルートを選択したり、休憩をとって渋滞から
3つめは、1つめと同じく真夏の渋滞中、クルマの周囲の空気は非常に高温(東京の環八では50℃を超えて上空に雲ができることも)なため、冷媒を冷やすコンデンサーが充分に冷やされず、冷房としての機能が低下すること。
車間距離を短くしてしまうと前車の熱気をまともに吸い込むことになってしまうので、適切な車間距離を保つのは、冷房を効かすためにも必要なのだ。
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