主な国産SUV&クロスオーバーの最低地上高は?
主な日本車SUV&クロスオーバーの最低地上高(4WDの場合)のは以下の通りである。
SUV&クロスオーバーは、最低地上高を含めて見てみると、「SUVなのかクロスオーバーなのか、シティ派なのかオーソドックスなSUVなのか」といった大まかなクルマのキャラクターやポジションが見えてくると思う。
SUVとして実用上必要な最低地上高は?
この点は駆動方式や電子制御デバイスを含めたトラクション(駆動力)性能、床下の形状、前後のオーバーハング(前後輪の中央からボディに前端、後端までの長さ)も影響するので、最低地上高だけでは言い切れないのだが、筆者は180mmを基準にしている。
その理由は非常に簡単で、「SUVらしい」と感じられるモデルの最低地上高はほぼ180mm以上だからだ。
もちろん180mm以下だからダメということではなく170mmあれば許容範囲だが、160mm以下のモデルはSUVというより「乗用車+αのクロスオーバー」と考えた方が無難だろう。
SUVは自身で「車高上げ」するカスタマイズ方法も!
SUVやクロスオーバーを選ぶ際には、最低地上高も1つのポイントに自分の使い方にあったものを選んでほしい。
また、最近はSUVブームも影響し、SUV&クロスオーバーだけでなく軽トラックや軽ワンボックスカーを含め、カスタマイズ業界では車高を下げるシャコタンとは対照的な“シャコアゲ”が静かなトレンドとなっている。
筆者もマイカーの1台である最後のスバル製サンバーをシャコアゲして乗っているが、シャコアゲにはいくつかのやり方がある。代表的なものとしては以下の4つだ。
(1)シャコアゲに対応した車高調サスペンション(大きなメーカーではテインやタナベ)、スプリング(タナベなど)に換える
(2)そういったカスタイズに長けたショップなどで加工を依頼
(3)タイヤ外径を大きなものにする(この場合はスピードメーターの誤差が標準状態と異なる可能性もある)
(4)(1)or(2)と(3)の組み合わせ
筆者は(2)の方法でサンバーをシャコアゲしており、(1)のスプリング交換や(2)の場合には車高が上がることに対応して、クルマの上下動を抑える役割を持ち、ロールの起き方に大きく影響するショックアブソーバーを強化した良質なものにした方がいいだろう。
また、シャコアゲをするなら、悪路を走るかはともかくとして見た目の理由だけでもいいので、タイヤを東洋タイヤの「オープンカントリー」シリーズや横浜ゴムの「ジオランダー」シリーズのようなゴツいものにするのも面白く、自分のものや選ぼうとしているSUV&クロスオーバーの最低地上高に不満があるならシャコアゲするのもいい。
ただ、シャコアゲの範囲にも法規があることに加え、デメリットがある場合もあるので、ほどほどの範囲でというのが吉だろう。
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