気分はフェラーリ! オートザムAZ-1現役オーナーが語る生証言と中古車事情


AZ-1で通勤するというオーナーも

1万回転まで刻まれた大型のタコメーターが収まる。コクピットは非常にタイトだ。現役オーナーのなかには、AZ-1に乗って毎日通勤するという猛者もいた
シートはフルバケッとタイプでシートスライドのみ可能。シート後方には収納スペースがある。タイトだが足元には余裕があり、肩のあたりにも圧迫感はない

 そして「AZ-1で通勤する」という猛者もいる。「毎日往復35kmの通勤に使ってます。(雪の日も)。(Chibimal SVさん。現在の走行距離は13.6万km)」

 もちろんこれらは「ちゃんと(早めの)整備を行っているから」ゆえの結果であり、放ったらかしにされた個体は、さすがにこうはいかないはずだ。

 また経年ゆえ部品が寿命を迎えるのは当然で、「フロントウインドウとドアのモールはすぐ縮むので、今までに3回は交換してます。ドアダンパーもヘタるので、3回交換しました。(新車から27年間乗っているまるさん)」ということもある。

 だがいずれにせよ結論としては、「普通にメンテナンスをすれば、まだまだ普通に乗れる」というのがオートザム AZ-1の2020年的な真実であるようだ。

日頃のメンテナンスで気を付けるべきことは?

スケルトンモノコックの重量は約150kg。プラスチック製の外板パネルが30kg。車両重量は720kgと、超軽量なのも納得できる

 では、主にどのあたりに注意しながら点検および整備をすればよいのか? これまた具体的な回答を紹介していこう。

 「故障は基本的にゴム類の劣化や、エンジンカムカバー(エキマニ側)のオイル漏れです。その都度しっかりメンテナンスしてあげれば、完全な故障には至らない可能性が高いです。(前出・酒井義信さん)」

 「経年劣化による部品の傷みなどはありますが、特有の故障とかはあまりないと思います。些細なトラブルは、ネットなどに対処法が出ています。(アナホル ガトーさん。走行距離24.3万km)」

 「故障の経験は特になし。故障というより、経年劣化の修復に追われる感じ。(れっちゃーさん。走行19万km)」

 要するにアタリの個体=熱心に点検整備されてきた個体であれば、「古い車として当然のさまざまな劣化に対処する」というニュアンスで維持できる模様なのだ。

 ただし、「購入して3ヵ月後にエアコン死亡。全交換で約20万円。20年モノですからまあ壊れますよね。その2年後にタービンブロー。エンジン載せ換え40万円ほど。まあ年ですから。(あきびさん。2013年に11.6万kmの個体を購入し、現在は16万km)」というケースもある。

 またこのほかにも「エンジン3機交換。ドアダンパー3回交換。エアコン2回修理。(Naoさん。2000年に購入し、現在の走行距離は14万km)」という声もあった。

 とはいえNaoさんもAZ-1というクルマを大いに気に入っており、「エアコンはすでに機能していませんが、そんなものだと割り切ってます!(たばとらさん。走行9.3万km)」という考え方というか対処法もある。「愛」と「少々の予算」さえあればクリアできる問題だと言えよう。

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