■トヨタ シエンタ
ミニバンはノアのようなミドルサイズを中心に普及を開始したが、やがて小さな車種も求められるようになった。そこで開発されたのがシエンタだ。
まず2001年にホンダ モビリオ(フリードの前身)が発売され、燃料タンクをフィットと同じく前席の下に搭載することで、車内後部の床を低く抑えた。
このライバル車として開発されたのが先代(初代)シエンタだ。薄型燃料タンクによってモビリオと同様に床が低く、ボディサイズの割に車内は広い。
2代目の現行シエンタは2015年に発売され、全長が4260mmの5ナンバーサイズながら、薄型燃料タンクを継承して室内空間はさらに広げた。外観は個性的で内装も上質だ。日本のユーザーを見据えて開発され、売れ行きも堅調に推移している。
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