喉が渇いても雪を食べるのはNG!!
大雪が予想される場合には、クルマでの移動は自粛するのが原則ではありますが、どうしても行かなければならない場合には、「いざ」というときのために、防寒着、毛布、袋式の携帯トイレ(もしくはビニール袋とちぎった新聞紙で作ることができる簡易トイレ)、長靴、手袋、スコップ、牽引ロープなどは常備しておきたいアイテムです。
また、移動の前には、燃料を満タン状態にしておくことも大切です。飲料水や非常食があればより安心。ケータイやスマホは外部との連絡や情報取得に有効ですが、エリアによっては、電波が届きにくい場合もあるため、過信は禁物です。また、バッテリー確保のため、Wi-Fiモードをカットしておくことも忘れなく(Wi-Fiを探索するのに電力を使ってしまう)。
また、クルマのエンジンを切ってもスマホの充電に困らないよう、モバイルバッテリーを用意しておくとより安心です。
飲み物が尽きて、喉が渇いたとしても、雪を口にするのは厳禁。雪は白くてきれいなようで、空気中のチリやゴミを核にしているため汚いです。また、身体の熱が奪われるため、体温を下げる原因にもなってしまいます。
1グラムの水の温度を1度上げるのに必要なエネルギーが「1cal(カロリー)」ですが、1グラムの氷を0度の水にするには、なんと約80calも必要。その熱源はもちろん「体温」。
どうしても喉が渇いたならば、容器に取り、車内で放置して容器についた水分を舐める程度にした方がいいです。身動きできない中でお腹を壊してしまうと、大変なことになってしまうので、喉が渇いても雪を食べてはいけません。
道路緊急ダイヤルへ通報を!!
身動きが取れなくなったら、直ちに道路緊急ダイヤル(#9910)や、JAFに救援(#8139)を求めましょう。JAFによると、吹雪のなかで停車すると、たった数分でクルマ全体が雪で覆われてしまいます。いつでも脱出できるよう、ドア(風下側)が開くかどうか、定期的に確認しながら、救援を待ちましょう。
クルマが完全に雪に覆われてしまうと、その雪が風を防ぎ、外気との間に壁ができるため、車内の気温はそれほど低下しないそうです(かまくらになる)。ときには風下側のウインドウを1cm程度開けて換気を心がけ、救援を待つのが得策です。
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