ある日、洗車をしていたらドアにポッチリとした凹みを見つけた……なんて経験をもつ人も多いことと思います。
誰にやられたかわからない場合もあれば、あきらかに“あいつだ!”みたいなこともある“ドアパンチ”によるキズ……なんとも悲しい気持ちになりますが、これは泣き寝入りするしかないのでしょうか?
文/諸星陽一
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相手の特定は「極めて難しい」ドアパンチの実情
泣き寝入りしないためには、ドアパンチをした人(つまりドアを開けて自分のドアに当てた人)を特定できなければ話になりません。しかし、これが難しいのが実情です。
現実的に特定できるのは、自分がクルマに乗っている時にドアパンチされたときです。もしくは、普段駐めている駐車場で隣のクルマからドアパンチを受け、それを隣のクルマの所有者に話したら認めてくれた……というような状況でしょう。
防犯カメラやドライブレコーダーに映っていても、誰がぶつけたか?を自分で特定できないと、まず難しいと考えたほうがいいでしょう。
つまり、被害を警察などに届けても多くの場合、捜査などはしてもらえないと考えておいたほうがいいでしょう。
これが、ドアパンチではなく、故意に傷つけて歩くような連続犯だと話は別ですが、ドアパンチで捜査してもらったという話はあまり聞きません。もちろん、必ず捜査しないというわけではないでしょうが……。
ドアパンチされにくい駐車スペースは?
ドアパンチの被害を避けるには隣にクルマがいない場所に駐めることです。
たとえば、タワー駐車場を選ぶようにすればドアパンチを受けることはありませんし、地下駐車場などで柱と柱の間ならばドアパンチは受けません。物理的にドアパンチを受けない場所に駐めるのが一番でしょう。
大型のショッピングセンターなどで、駐車位置が選べるならばちょっと不便でクルマが駐めてないようなスペースを選ぶといいでしょう。ただ、週末などの混雑するときは警備員に駐める場所を指定されたりすることもありますので注意が必要です。
隣にクルマがいるスペースしか選べないときはどうすればいいでしょうか?
もし選択肢があるなら、きれいに洗車してある新しめのクルマの横を選ぶのがいいと言えます。自分のクルマを大切にしている人は、ほかのクルマにぶつけることよりも自分のクルマのドアがほかのクルマのドアにぶつかることを気にするはずです。
また、2ドアよりは4ドアのほうがドアが大きく開かないので、ぶつかる可能性は減ります。リアが一般的なヒンジドアよりもスライドドアのほうがぶつかる可能性は減ります。
しかし、スライドドアのミニバンや1ボックスは大きな荷物やベビーカーを載せる可能性があるので、それらの被害を受ける可能性もあります。
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