ボディカバーの装着も有効
天候なども注意したい要素です。風の強い日などは、気をつけていても風にあおられてドアが開いて横のクルマにぶつかることもありますし、雨の日は手や足が滑って余分にドアが開く可能性があります。
夏の暑い日は日陰の駐車場が混みますし、雨の日は屋根があって出入り口に近いところが混みます。混まない場所は使いにくい場所ですが、それをあえて選ぶことでクルマへの被害の可能性を下げることができるでしょう。
自分の借りている駐車場に駐めているときの被害を最小限に抑えることにボディカバーは有効でしょう。相手のドアが直接当たらなくなるので、キズは付きにくくなります。
さらに強化するなら、ボディカバーの内側にお風呂マットなどのクッション材をセットするといいかも知れません。ただし、お風呂マットのプリントなどがドアに悪影響を及ぼす可能性もありますので、クッション材は慎重に選びたいものです。
保険は使うべき? ドアパンチの有効な修理法は
ドアパンチのキズがあまりに気になるようならば、修理ということになります。任意保険の車両保険に入っていればそれを使えるような気がしますが、必ず使えるとは限りません。
ドアパンチでのキズは“当て逃げ”扱いになるので、「エコノミー型」の車両保険では補償されません。「一般型」の車両保険ならば車両保険を使うことができます。
ただし車両保険を利用すると翌年の等級は3等級ダウンとなり、事故有係数適用期間が3年加算となってしまいます。保険を使ったほうがいいかどうか? は保険会社に連絡すれば相談できるはずです。
代表的なドアパンチの修理方法は2種類あります。
ドアパンチによって塗装がはがれたりキズ付いたりした場合は“板金塗装”が必要になります。これは凹んだ部分を修正して、塗装し直すというものです。凹んだ部分の修正は裏側から叩いて直す場合や、パテを埋めて直す場合などさまざまです。
塗装にダメージがない場合は“デントリペア”という手法が使えることがあります。これは凹んだ部分を特殊な道具を使って裏側から押し出して修正するものです。
高い技術が求められる作業ですが、板金塗装よりは手間が掛からないため費用を抑えられる傾向にあります。技量により仕上がりが変わるので、いい技術者を選ばないといい結果が得られないことになります。
最近のクルマは軽量化のために張力が高い鋼板が使われる傾向があり、デントリペアの質が悪いと経年変化によって凹みが戻ることもあるとも言われています。
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