■販売の現場が語るノアファミリー世代交代の裏側
●証言1:首都圏カローラ店営業担当者
ノア3兄弟は扱い店が1本化されたのだから、ひとつのモデルに統合するのが自然である。これまでの経緯を見ると最初にノアが発売になり、こちらをベースにヴォクシー、そしてエスクァイアをそれぞれ派生させた。したがって統合する場合は最初に発売になったノアとするのが、これまでのトヨタの考え方であるから、その通りにすると予想している。
ただ現実の売れ方は3ナンバーサイズのヴォクシーが最も多いので次期型の新型ノアでは3ナンバー車はヴォクシーのZSのコンセプトを引き継ぎ、5ナンバー車はノアの標準車をベースに世代交代すると予想している。
●証言2:首都圏ネッツ店営業担当者
現行モデルでは3兄弟の中で圧倒的にヴォクシーがトップセラーだから、ノアに1本化されるにしても、ヴォクシーの売れ筋である特別仕様車「ZS 煌」のデザインコンセプトを何らかの形で引き継いだ世代交代をすると思われる。
エスクァイアは最近ほとんど売れていないので、2021年中に廃止し、ヴォクシー&ノアがフルモデルチェンジするまで販売が継続されるとみしている。