なぜ雪国にスバルが多いのか? 実はシェアもかなり高い!?


■世界の舞台で培ったノウハウも「スバルが雪に強い」大きな要因に

写真は1995年のチャンピオンマシンとなったインプレッサWRC。改造範囲の狭いグループA規定のもと市販車ともども鍛え上げ、世界の舞台を席巻

 加えてスバルが参戦してきたモータースポーツ活動、なかでも制御系開発における一般市販車へのフィードバックという点で参戦していた世界ラリー選手権(WRC)などは、とりわけ究極の研究室ではないかと感じています。

 時代とユーザーのニーズの流れというものが存在するので、一概にラリーが今でもその自動車マーケットのプロモーションに合っているのかというのは難しい判断です。

 しかし当時の「グループA」や「プロダクションカップ」などは改造範囲がほとんどないので市販車を“素”の状態で売っていくという意味では絶大な影響力がありました。

 簡単に説明するとラリーというのは雪道から未舗装路まで、世界に存在しうる一般道を舞台にしておこなう競技です。公道での走行性能のアピールとしては最高の舞台といえるでしょう。

 世界選手権の舞台には、マイナス20℃近い気温の中で走行する雪のラリーもあり、海外での「スバルは雪に強い」というイメージは、雪のイベントで何度も総合優勝を成し遂げてきた功績でもあるように感じます。

 当時の噂ではWRCのイベントで勝つと次の1週間でプラス1万台車が世界中で売れると言われていたぐらい影響があったといわれます。

 それに加えて、必然的にグリップの最も低い雪路で速い車というのは、車体バランスの良さに通じているので、舗装路や未舗装路でも安定感がある車両ということが言えます。

 そして、雪道を安全に走れる高い技術は、WRC、スーパーGT、ニュルブルクリンクと多種多様なフィールドで培った制御システムが今日の市販車へ更に洗練されて市場マーケットへ販売されています。

■雪道という難しい路面こそクルマの“素”が現れる

運転の難しい雪道は、車の「素」の性能が問われる状況といえる

 水平対向エンジンというバランスに優れたエンジンを、更にもうひとつ上の商品へと昇華させてくれる四輪駆動の制御技術は、長い年月をかけて惜しみない研究と情熱を傾けてきたスバルだからこそなし得たのだと感じています。

 近年、突如として豪雪の影響で起こるスタック大渋滞も記憶に新しいところです。それに加えて雪道の経験が少ないドライバーはより一層、車の制御で安全に守ってあげなければいけません。

 雪道という難しい路面こそスバルという乗り物の“素”の良さが伝わります。

 だからこそ日本だけでなく世界各国の雪の降る寒冷地域での『安心』や『安全』といった信頼感へと繋がっているのではないでしょうか。

【画像ギャラリー】雪国で熱い支持を得る「四駆のスバル」を写真で見る!!

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