世界的な「クルマの電動化」の流れを受け、米国発のテスラをはじめとして、いま各国の自動車メーカーから様々なBEV(=Battery Electric Vehicle=バッテリー動力のみで駆動するEV)が登場している。しかしやはり、BEVとして世界的に最も知られているのは、「日産リーフ」であろう。
「量販EVのパイオニア」として、昨年12月時点のグローバル累計販売台数は50万台を超え、BEV業界を牽引してきた、日産リーフ。その功績は多大なものがあることは誰も否定をしないところであろう。しかしリーフが辿ってきた道は、必ずしも正解ではなかった、と筆者は考えている。
今回は、リーフの功績を振り返るとともに、日産がリーフに課した使命は正しかったのか、について、考えていこうと思います。
文:吉川賢一
写真:NISSAN、WULING MOTORS、ベストカー編集部、RENAULT、TESLA、Audi、Peugeot、VW、MAZDA、HONDA、TOYOTA
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