キャシュカイは可能性あり!? 魅力的な海外専売車3モデルの日本発売は?


■シエンタクロスオーバーは日本で販売してもいい!

昨年12月にトヨタが台湾で発表したシエンタクロスオーバー。シエンタをベースにSUV風に仕上げたモデルだ

 SUVの商品開発はさまざまで、既存の車種をベースに使うことも多い。例えばスバルXVは、5ドアハッチバックのインプレッサスポーツをベースに、SUVにアレンジされた。ホンダにもSUV風のフィットクロスターやフリードクロスターがあり、トヨタアクアもクロスオーバーグラムを用意する。

 その意味で導入すべきなのが、2020年12月にトヨタが台湾で発表したシエンタクロスオーバーだ。

 コンパクトミニバンのシエンタをベースに、前後バンパーの下側にアンダーガード風の樹脂パーツを装着したり、ルーフレールを採用してSUV風に仕上げている。最低地上高(路面とボディの最も低い部分との間隔)は、ノーマルボディに比べると20mm拡大され、悪路のデコボコも乗り越えやすい。

 シエンタは人気のコンパクトミニバンだが、今では発売から5年以上を経過した。2020年の登録台数は、コロナ禍の影響もあり、前年に比べて34%減った。

 シエンタクロスオーバーを導入すれば、新たな需要も獲得され、従来型のシエンタから乗り替えるユーザーも生じる。ベースグレードに比べて10万円(ルーフレールを加えると15万円)程度の価格アップで導入すれば、好調な売れゆきも見込める。

 シエンタのクロスオーバーは、導入される可能性が特に高い。

■サイズはアルファード超え! 北米製ミニバンのシエナ

トヨタ シエナ。前述のシエンタ クロスオーバーと並び、シエナも国内では売られないトヨタのミニバンだ

 トヨタの日本国内で売られないミニバンとしては、シエナも挙げられる。全長は5mを上まわり、全幅は2m弱だから、この2つの数値はランドクルーザー(200系)並みだ。その半面、全高は1740~1820mmだからミニバンでは少し低い。

 アルファード&ヴェルファイアと比べると、全長と全幅はシエナが上まわり、全高は120~200mm下まわる。

 つまりシエナは、機能的にはLサイズのワゴン風ミニバンだから、走行安定性が優れている。その代わり荷室高はアルファード&ヴェルファイアに余裕がある。そこでシエナは、2/3列目のシートが脱着可能で、荷室を拡大できるように工夫した。

 アルファードが1カ月に1万台以上販売される現状では、国内にシエナを投入しても需要を確保するのは難しいと判断されそうだが、新しいミニバンのニーズを掘り起こせる可能性もある。

次ページは : ■魅力的な車種を日本で売らないのはとっても残念だ!

最新号

ベストカー最新号

【新型プリウス デザイン判明!!】 EVスポーツで「セリカ」復活|ベストカー6月10日号

集中BIG特集「ホットハッチ世界大戦」。カラー14ページでド~ンと!  季節は初夏。「ホット」なハッチで熱く走ろう!実用性と走りの楽しさを兼ね備えたクルマ、ホットハッチ。マルチな性能だっていかんなく発揮します。そんなホットハッチを取り上げる…

カタログ