え…車間距離を開ければ渋滞が減る!?? 高速道路の渋滞は誰が悪いのか


安全運転にもなり、燃費の改善にも!!

 JAFと共に実施した検証実験でも、この渋滞吸収走行による効果は、実証されている。十分な車間距離は、前方車の急ブレーキや急な割込みにも落ち着いて対処できるため、安全運転にもなり、さらには燃費の改善にもつながる。

 この渋滞吸収走行をするクルマが複数台いれば、これまでよりも渋滞の距離を短くできる可能性があるという。ただし、5km以上渋滞がつながると解消は難しくなるそうで、早いうちから渋滞吸収走行を心がけるのがポイントだ。

 実はこれ、アリの動きがヒントになっているという。アリは混んでくるとお互い詰めなくなるそうだ。クルマは混んでいても、どんどん車間を詰めて流量を落としてしまうが、アリは詰めないことで流量を維持しているそう。やはり、自然の知恵はすごい。

十分な車間距離は、前方車の急ブレーキや急な割込みにも落ち着いて対処できるため、安全運転にもなり、さらには燃費の改善にもつながる(写真:写真AC_Kioma)

巡り巡って自分にも恩恵があるはず!!

 トラックドライバーが、渋滞時に車間を大きくとり、たとえ前に入られても、とろとろと動き続けている様子を見たことがあるだろう。一度停止すると再発進が大変、発進加速の衝撃を防ぎたい、燃費改善など、理由はいろいろであろうが、経験的に、トロトロ運転が渋滞解消には効く、というのを理解していて実践されている、ということもあるだろう。

 渋滞吸収走行は、自車がいち早く目的地に到着する裏ワザでない。後続車が少しでも楽になるように行うものだ。この走行に協力するには、前に入られても車間を空け続けるモチベーションが必要となる。

 すべてのクルマがこの渋滞吸収走行をすることはなくても、一台でも増えれば、巡り巡って自分にも恩恵がある可能性はあるだろう。この渋滞吸収走行が、ドライバーのマナーとして定着すると、国内の交通事情は、さらに快適なものとなるだろう。

【画像ギャラリー】運転方法で渋滞を防ぐことができる!! 渋滞吸収走行のポイントをギャラリーでチェック!!

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