■運転を楽しむドライバーが増えればMTは残り続ける
話を戻そう。ではマツダ以外にMTを設定している車種を探してみた。カローラスポーツ(6MT iMT)、新型N-ONE(6MT)と、このあたりはMTの必然性を感じる。
その必然性という見方では、スズキにはアルトワークス(5MT)、スイフトスポーツ(6MT)にMT車がラインナップされているが、ベース車のアルトに86万3500円という廉価で5MT車が設定されているのは注目だ。
ただし、この5MT車は2ペダルの5AGS車も同価格なのだ。つまり、MT車の販売が伸びればまだまだ安くなる可能性がある。
つまり、廉価版かスポーツを目指すのであれば、探せばまだまだMT車を見つけることができる。
特にMTでの運転は脳を活性化させ、さらに遠くの初めての土地に行くことで、「転地効果」(普段の生活と違う環境に身を置くと、リフレッシュできる)という健康効果もあるといわれる。
筆者は昨年12月に「安全運転寿命を延ばすレッスン」(小学館)を出版した。MT車で運転を楽しむドライバーが増えれば、まだまだMT車は残っていくはずだ。
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