燃費基準達成車と低排出ガス車のステッカーなぜ廃止? クルマに貼るステッカーはどんなものがあるのか?


■車庫証明ステッカー

最近、この保管場所標章を貼っているクルマが少なくなったような気がするが……

 車庫証明ステッカーは正式には「保管場所標章」と呼ばれ、このステッカーの貼付に関する基準は「自動車の保管場所の確保等に関する法律(以下、車庫法)」で定められている。

 車庫法の第六条2項には「前項の規定により保管場所標章の交付を受けた者は、国家公安委員会規則で定めるところにより、当該自動車に保管場所標章を表示しなければならない」とされており、車庫証明ステッカーを貼らないことは法律違反にあたる。

 ただし、地方によっては規定が変わる(車庫証明が不要の場合もあり、ステッカーが交付されない)こともあってか、罰則は定められていない。

 通常の保管場所標章を貼る位置は、乗用車ではリア(後面部)ガラスとなり、後面にガラスが装着されていないオープンカーなどのように、車両の後面が確認できない場合は、車体の左側面に貼ることになる。

■点検整備済ステッカー

前面ガラス左上に貼られている点検整備済ステッカー

 「点検整備済ステッカー」は誰もがよく見かけるはず。視界を妨げることのないように、フロントガラスの左端(右ハンドルの場合)に貼られている場合が多い。

 国の定める認証工場で定期点検を受けたことを証明するもので、これには定期点検を実施した日付、工場の認証番号、次回の定期点検実施日が記載されており、整備の時期を確認できる役割を果たす。

 貼付義務はないため、点検後にシールを剥がしても罰則規定などもない。むしろ、期限切れの定期点検ステッカーを貼り付けていると、違反とみなされて罰則を受けることがあるので注意したい。

 ちなみに、フロントガラスではステッカーが貼れる位置は上端から20%と定められているが、これが適用されるのは車検ステッカー、点検整備ステッカーに限られる。それ以外の後付けのルームミラーやETCやカーナビ用のアンテナ、最近普及してきたドライブレコーダーなどは、フロントガラスの一部を覆っても問題にはならない。

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