ヤリスクロス ライズなど人気SUV4モデルの2WDと4WD どっちを選ぶべき?

ヤリスクロス ライズなど人気SUV4モデルの2WDと4WD  どっちを選ぶべき?

 近年SUVは街乗りを重視した車種が増えたため2WDが選ばれるケースも多いが、もともとはクロカン4WDから発展したクルマということで、できれば4WDを選びたいと迷う人も多いはず。

 車種によっては、日産キックスのような2WDのみのモデル、スバルフォレスターのような4WDのみのモデルもあるが、2WDと4WDが両方設定されたSUVの場合、どっちを選んだほうがいいのか?

 当記事では2WDと4WDのある人気SUVのトヨタライズ、トヨタヤリスクロス、マツダCX-30、トヨタハリアーを、「2WD、4WDどっちがいい?」というテーマで、ライバル車とも比べた価格差、燃費の差などによって考察してみた。

文/永田恵一  写真/TOYOTA、ベストカー編集部

【画像ギャラリー】今注目の国産SUV4台をギャラリーでチェック!!


■5ナンバーコンパクトSUV/トヨタ ライズ

2019年11月に発売されたライズは全長3995mm×全幅1695mm×全高1620mmのコンパクトSUV。WLTCモード燃費は2WDが18.6km/L、4WDが17.4km/L
2019年11月に発売されたライズは全長3995mm×全幅1695mm×全高1620mmのコンパクトSUV。WLTCモード燃費は2WDが18.6km/L、4WDが17.4km/L


●2WDと4WDの価格差は?
 上級のGグレードで2WD/189万5000円、4WD/213万3700円と、価格差は23万8700円だ。なお、ライズは直接的なライバル車がないので以下比較はしない。

●2WDと4WDの燃費差は?
 WLTCモード燃費は2WDが18.6km/L、4WDが17.4km/Lと燃費性能は若干の低下なので納得できる範囲だ。むしろライズの場合は、2WDは車重1トン以下なのに対し4WDは1トンを超えるので、車検の際の重量税の負担が増えるほうが気になるかもしれない。

●2WDと4WDのリセールバリューは? (予想価格)
・3年後のリセール/2WD: 99万6000円、4WD: 108万8000円
・4年後のリセール/2WD: 79万5900円、4WD: 89万6000円
・5年後のリセール/2WD: 66万3000円、4WD: 74万7000円

  新車から5年までは新車時の差額を8万円から10万円は処分する際に回収できるので、実質的な2WDと4WDの差額は15万円程度までに縮まる。

 (※以下、残価設定ローンの最終回の支払額≒処分する際の額の目安とします)

●結論
 ライズの2WDと4WDは、リセールバリューを含めた長い目で見た差額や、燃費の差が少ない。それに加え、ボディサイズの小ささや185mmという充分な最低地上高を確保していることなどによって、機動力が高いことも合わせて総合的に考えると4WDが推しだ。

次ページは : ■コンパクトSUV/トヨタ ヤリスクロス ハイブリッド

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

S-FR開発プロジェクトが再始動! 土屋圭市さんがトヨタのネオクラを乗りつくす! GWのお得情報満載【ベストカー5月26日号】

S-FR開発プロジェクトが再始動! 土屋圭市さんがトヨタのネオクラを乗りつくす! GWのお得情報満載【ベストカー5月26日号】

不死鳥のごとく蘇る! トヨタS-FR開発計画は再開していた! ドリキンこそレジェンドの土屋圭市さんがトヨタのネオクラシックを一気試乗! GWをより楽しく過ごす情報も満載なベストカー5月26日号、堂々発売中!