スズキスイフトスポーツ(6MT)/車重=970kg
車両価格=187万7400円~(6MT、スズキセーフティサポート非装着車)、装着は201万7400円(6MT)~
スズキが誇る名作ホットハッチ「スイフト スポーツ」も、今となっては珍しい車両重量1トン以下の車である。
ちなみに上の見出しでは6MT車の車重を記したが、6速ATの全方位モニター用カメラパッケージ装着車であっても、その車重は990kgである。素晴らしい!
車両全体からは「小柄だが筋骨隆々」といったニュアンスを感じるハッチバックではあるのだが、軽量ゆえに、バネレートをソフトにすることができたクルマでもある。
そのため「ホットハッチ」という言葉からイメージするほど乗り心地は悪くなく、というかむしろ「良好」であり、それでいてハンドリングは実にシャープ。
そしてさらに1.4Lターボエンジンは、低回転域からビッグトルクを発生するタイプであると同時に「回して楽しい!」というエンジンでもあるため、どこまでも果てしなく走っていきたくなる類の車なのだ。
ちなみにどこまでも果てしなく走っていくことで疲れたときには、6MT車であっても装備されるアクティブ・クルーズ・コントロールに速度調整を丸投げし、しばらくのんびりするといいだろう。
スズキアルトワークス(5MT)/車重=670kg
車両価格=153万7800円(FF、5MT)、164万7800円(4WD、5MT)、168万6300円(4WD、5GS)
「軽自動車なんだから1トン切りは当たり前だろ!」という意見もあるだろうか、最近の軽はスーパートールタイプだと平気で900kg台であり、ターボ付きだと1トンを超えることも決して珍しくない。
で、そんな軽自動車の現行モデルのなかで「軽くて安くて速いモデル」といえば、このスズキ アルト ワークスで決まりだろう。
車両重量はダントツの軽さを誇るわずか670kgで、そこに最高出力64ps/最大トルク10.2kgmの直3ターボエンジンと、シフトフィールにまでこだわって専用開発されたクロスレシオの5MTが組み合わされると、その走行フィールは思わずワハハッ!と笑ってしまうほど痛快なものとなる。
サスペンションの味付けは、あくまでしなやかなスイフトスポーツとはまったく異なる「ゴツゴツと硬い系」だが、そのぶんだけ路面状況はドライバーの両手とお尻にリニアに伝わってきて、ほとんどレーシングカーのようなフィールを味わうことができるのだ。市販の軽自動車だというのに!
ダイハツコペン/850kg(MT)
車両価格=ローブ&XPLAY、CVT/188万8700円、MT/191万700円。セロCVT/194万3700円、MT/196万5700円。GRスポーツCVT/238万2200円、MT/243万7200円
ホンダS660の生産終了で、軽唯一のオープンカーとなったコペンも一体感のあるスポーティな走りが持ち味。
なかでも、2019年10月に登場したGRスポーツの完成度が素晴らしく、見た目とは裏腹に楽しさに加えて極めて上質な走り味を実現していて驚かされた。
ミドシップのS660とは違い、FFゆえハンドリングは別物ながら、お互い楽しいことには変わらず。
コペンは車重850kg(MT)、64ps/9.4kgm、パワーウエイトレシオ13.28kg/psとS660と大差はない。しかも着せ替えができる点
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