ちょっとしたひと工夫で無駄使いをやめる! 実践クルマ節約生活のススメ


 クルマ好きにとって、維持費の負担は頭の痛い問題だ。クルマを趣味とするなら、許せる範囲でお金をかけてやりたいが、車両本体にはお金を払っても維持費をケチろうとする人は少なくない。

 気持ちはわからなくもないが、節約するのは、あくまでもクルマの安全に支障がない範囲で行なうべきもの、という大前提を忘れないで欲しい。

 なぜなら維持費を節約しようとして、メンテナンスを怠るのは、路上での立ち往生や交通事故につながる危険もある。

 それでは本末転倒なので「省けるものは何でも省く」、「とにかく価格の安いモノを選ぶ」という考えはNGだ。そこで、モータージャーナリストの高根英幸氏が実践しているコトを中心に、クルマの維持費用で出費を抑えるポイントを解説していこう。

文/高根英幸
写真/ベストカーweb編集部 Adobe Stock(トビラ写真/Adobe Stock Umaruchan4678)

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■登録関係の手続きもやってみれば意外と簡単

登録手続きは自分でやるのが最大の節約術

 まずは購入時の登録諸費用を抑えるには、できることは自分でやる、というのがポイントだ。軽自動車でも都市部によっては必要となる車庫証明証の取得は、絶対に自分でやるべきだろう。

 仕事が忙しいから、とディーラーに任せると、結構な手数料がかかる。これはディーラーの営業マンが代行して警察署を訪れ、書類を提出するだけではなく、書類の作成を行政書士に依頼しなければならなくなるため、作成費用がかかるからだ。

 それは自分で記入すれば手数料は掛からない。自分で最寄りの警察署に行って、提出すれば法定費用の数千円だけで済ますことだってできるのだ。

 営業マンによっては、書類の記入だけ購入者に頼んで、警察署への提出や受け取りはディーラー側でやってくれる、というところもある。これは購入時の値引き交渉としても使えるテクニックなので、覚えておくといい。

 新車の場合は型式認定で登録して、発行されたナンバープレートをディーラーで取り付けるから、購入者が自分で行なうことは難しいが、中古車となると話は別だ。

 中古車の場合は基本的に陸運支局に持ち込んで登録手続をして、ナンバープレートを取り付けたら封印(軽自動車は除く。後ろのプレートのみ)してもらうが、こんな登録手続きも自分ですることは難しくない。

 遠方の業者などから中古車を購入するなら、まずクルマの登録情報を教えてもらって自賠責保険に加入し(短期でもOk)、地元の役所で仮ナンバーを貸してもらって、自分でクルマを取りに行って、車庫証明も取得して、陸運支局で名義変更することだってできる。

 こうすれば陸送費用もかからず(自分の交通費のみ)、登録代行手数料も掛からない。

 同様にユーザー車検も、その名の通りユーザー自身で手続きして取得するこが可能だ。しかし自分で点検ができないのであれば、車検は長い目でみればしっかりと点検整備してもらえるところに依頼するべきだ。

 新車から1、2回目くらいまでの車検は、最近の国産車であれば、ほとんどが点検だけでオイル交換程度の消耗品で済んでしまう。そこからさらに乗り続けるのであれば、2年に1度はしっかりと点検整備をしてもらって、安心してクルマを利用すべきなのだ。

■うっかりミスでの交通違反をなくすことも大事

スマホをカーナビ代わりにしている人も多いが、運転中にルート検索するために操作したり、長時間注視すれば取り締まりの対象となる。あらぬ疑いをかけられないためにも、スマホはスタンドに固定し、不必要に触らないことだ(Adobe Stock@sand555)

 交通違反を防ぐこと。信号無視など交通事故に通じる危険性の高い違反は絶対に避けなければならないが、駐車違反や一時停止不停止など、うっかり不注意で検挙されるような交通違反は絶対に避けるべきだ。

 軽微な交通違反も、最近は反則金が上がっているので、2、3年に1度程度でも年間1万円近くの負担になることもある。そして、そうした軽微な違反があるだけで、ゴールド免許を発行してもらえる権利を失うのだ。

 ゴールド免許になることで、自動車保険の保険料を大幅に節約することができる。ちなみに筆者は今年の書き換えで5年ぶりにゴールド免許に返り咲いた(すでに確定)。

 これで3度目のゴールドだが、通常自動車保険は3年契約で結んでいたが、昨年の更新時には1年契約に変更してもらった。そして今年ゴールド免許になってから、また3年契約を結ぶことで保険料を節約することができるのだ。

 自動車保険の等級もすでにMaxに到達しており、年間の保険料は3万円台で保証は十分な内容のものを契約することができている。

 交通事故を避けるのはもちろん、防げたハズの軽微な交通違反でゴールド免許を逃して、自動車保険の費用負担も年間数千円以上は変わってくる。通販型で最安値の保険会社を選ぶ方法もあるが、万が一の事故の際に使いにくい保険では、意味がない。

 激安の通販型は、ほとんどクルマに乗らない人か、自分で交通事故後の折衝にあたれるくらいのレベルの人が利用するべきだろう。調べれば通販型でもサポートがしっかりしているモノもある。このあたりはネットの口コミなども調べてみるといい。

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