■製造年が少し古いタイヤの購入や通販で買ったタイヤをショップに持ち込み交換で節約
タイヤは消耗品のなかでもオイル同様、ドライバーによっていろいろなこだわりをもっている部品だ。
タイヤの製造年、つまり新しさにこだわるのもいいが、そういう人が多くなるほど売れ残ったタイヤが安く放出されることも増える。製造後1年以上経過したタイヤは、タイヤ専門店では扱わない店もあるなど、需要が少ない。
実際にはよほど保管状況が悪くなければ、1、2年でそんなに劣化が進むものではない。ネット通販やオークションサイトでは、そういった製造年の進んでしまったタイヤが、かなり安値で売られている。
また、以前は嫌がるところも多かったが、最近ではタイヤ交換を持ち込みで行なってくれる業者も増えてきたので、交換するとかなり安くタイヤを交換できる。
例えば通販で安くタイヤを購入し、タイヤショップへ発送してもらい、タイヤ持ち込み交換すると、17インチタイヤの場合(都内のタイヤショップ)、脱着・組替・バランス調整込みで1本1100円×4本=4400円、廃タイヤ代が1本330円×4本=1320円、ゴムバルブも交換した場合には1本275円×4本=1100円と、総額6820円でやってくれる。
タイヤショップによっては作業状況によって料金が異なるので、しっかりタイヤ持ち込み交換可能なタイヤショップを調べてから交換するようにしたい。
もちろん交換直後の状態では、製造間もないタイヤのほうがしっとりと吸い付くような乗り味を感じさせてくれることもあるが、そんな違いは1年も経てば分からなくなる。4、5年は履くタイヤであれば、その乗り味の差は僅かだが、価格は1/3くらいも違ってくるのだ。
正直、聞いたことないようなアジアンタイヤを激安価格で購入するよりずっと安心できるし、それらの激安タイヤと比べても価格差も数千円レベル(銘柄やサイズによって異なる)になるほど、国産タイヤが格安で履けることになる。
また国産でも中古タイヤを選ぶという方法もあるが、どんな使われ方をされたかわからず、残り溝だけでタイヤの品質を判断するのは危険だから、素人は選択肢に入れないほうがいいだろう。
ブレーキは、パッドやローターなどを必ずしも純正品を使い続けなければならないことはないが、その選択も車検やオイル、タイヤ交換同様、品質に気を付けて選ぶようにしたい。
格安車検(ユーザー代行車検などで価格の安さを売りにしている業者)に車検取得を依頼すると、ほとんど点検整備しないか、消耗品を交換する場合であっても格安車検用の激安ブレーキパッドを装着させられる場合は多いと聞く。
これは一応、ブレーキパッドとしての能力は備えているけれど、純正品と比べ耐久性や絶対的な制動力、踏力に対する制動力の応答性など、各性能レベルではまったく劣っている製品であることがほとんどだ。
ブレーキパッドは純正品か、ブレーキメーカーのブランド品を選ぶこと。そう、タイヤとブレーキパッドは、走行性能と安全のために品質の良いものを選ぶことが重要なのだ。
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