ランクル R32GT-R ハイエース…オンリーワンの魅力がある極悪燃費ワースト車10選

今しか乗れない!? オンリーワンの魅力がある極悪燃費ワースト車10選

 2030年代に入ると新車の純エンジン車が生産されなくなり、先々のガソリンの供給という心配もあり、欲しいものがあるなら大排気量車などの極悪燃費車は今のうちに乗っておきたい存在だ。

 そこで、モータージャーナリストの永田恵一氏に「燃費は極悪だけど、オンリーワンの魅力がある日本車」を中古車、現行車に分けてそれぞれ5車種ずつピックアップしてもらい、お薦めの理由を解説してもらった。

文/永田恵一
写真/トヨタ 日産 ホンダ マツダ スバル

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魅惑の極悪燃費車中古車編:ユーノスコスモ3ローターエンジン搭載車


■10モード燃費:6.1km/L 最高出力280ps/最大トルク41.0kgm

現代にも通用する美しいデザインの2ドアクーペとして、また劣悪過ぎる燃費性能としても伝説に残るユーノスコスモ。基本的には3km/Lほどしか走らない

ユーノスコスモの中古車情報はこちら!

 マツダだけが実用化したロータリーエンジンはどれも褒められた燃費ではないが、その頂点に立つのが1990年に登場したユーノスコスモの3ローターエンジン搭載車だ。

 ユーノスコスモはマツダのフラッグシップ、マツダの市販車用ロータリーエンジンの集大成として開発されたラグジュアリークーペ。

 そのハイライトはやはり3ローターエンジンだった。コスモに搭載された20B型3ローターエンジンは排気量として2リッター(税法上は3リッター)だが、低回転域では1つのターボ、高回転域では2つのターボを使うシーケンシャルツインターボとしたことにより5リッターV12級の動力性能とスムースさを実現。また内外装など、ジャガーを思わせる優雅な雰囲気を持っていたことも魅力だった。

動力性能もさることながら、ジャガーを彷彿とさせる質感高い内外装にも注目!

 燃費に関してはロータリーエンジン+ターボという点に加え、ATのみの組み合わせだった当時のターボ車ということもありドライバビリティ(運転のしやすさ)に難があったためもあり、「全開加速をすると燃料計の針が落ちていくのが見える」、「リッター5km、3km」といろいろ言われているが、日本車有数の燃費極悪車なのは確かだ。ただ、いろいろな意味で貴重な存在なのは事実なので、特にロータリーエンジンファンなら乗っておく価値は大きい。

 中古車価格は中古車検索サイトを見ると、原稿執筆時点で8台しか流通しておらず、そのうちが4台あった3ローターエンジン搭載車は298万円、320万円、398万円、応談だった。

 また残りの4台は2ローターターボ車で、こちらの価格は198万円、198万円、199万円とこの年代の価値のある日本車としては高くなく、雰囲気重視でユーノスコスモに乗りたいなら2ローターターボ車を選ぶのもいい。

魅惑の極悪燃費車中古車編:R32型スカイラインGT-R


■10モード燃費:7.0km/L 最高出力280ps/最大トルク36.0kgm

1990年代に世界No.1の運動性能を実現することを目指した「901運動」の成果として誕生したR32型GT-R。モータースポーツ界で数多くの功績を残した

R32型スカイラインGT-Rの中古車情報はこちら!

 17年間の空白期間があったスカイラインのフラッグシップとなるGT-Rは、1989年登場のR32型8代目モデルで復活した。

 スカイライン自体がこのモデルでスカイラインらしいスポーツ性を取り戻したこともあり、GT-Rは当時のツーリングカーレース制覇を目的にRB26DETT+アテーサE-TSというパワートレーン搭載するなど、日本最強の座に君臨。

 またツーリングカーレースでは目標通りとなるほぼ負けなしの大活躍だったほか、チューニングカーのベース車としても大人気を集めた。

 燃費はハイパワーなことに加え、大きなリアスポイラーによる空気抵抗の大きさもあり、極悪ではあったが、当時はさほど気にされなかった。

 また、RB26DETT+アテーサE-TSはR33型、R34型と三世代に渡って搭載され、280馬力という最高出力は変わらなかったものの、R33型では最大トルク37.5kgm、10・15モード燃費8.1km/L、R34型では最大トルク40.0kgm、10・15モード燃費8.1km/Lと、動力性能と燃費を同時に向上していった点は評価できる。

 原稿執筆時点で48台が流通していた中古車価格は400万円から1000万円も超えるものも数台という具合で、新車価格並みの450万円から600万円が中心だ。

 またスカイラインGT-RはR34型が約1200万円からともう手が届かない存在だが、R33型の中古車価格はR32型と同等なので、向上した性能や年式などを考慮すればお得といえばお得だ。

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