こんな行為がクルマをダメにする! クルマの暑さ対策 延命する乗り方とメンテナンスとは

運転によってダメージを抑えることもできる

車間距離を空ける運転もクルマを長持ちさせることにつながるという(imaging L@Adobe Stock)
車間距離を空ける運転もクルマを長持ちさせることにつながるという(imaging L@Adobe Stock)

 こうしたエンジンルーム内の劣化を少しでも抑えたいなら、渋滞時は十分に車間距離を空けることだ。それによりエンジンルームの温度環境は改善されて、クルマの負担は軽減される。

 急の付く動作を避ける、というのは慣らし運転や暖気走行で言われていることだが、灼熱の渋滞下でも同様のことが言える。特に最近のクルマはエンジンオイルが低粘度で油膜が薄いため、油温が上昇気味の渋滞時には、エンジンに急な負荷を与えると油膜切れが発生しやすい。

 それはスラッジの発生だけでなく、金属部品の摩耗を招き、そこで発生した金属粉が、また別の部品の摩耗を招くことにつながるのだ。

 暑い時間の移動はなるべく避けることや、渋滞を避けたルート選びをすることも効果的だ。120kmでガンガン走っていたなら、高速道路で休憩する際には数分前からペースダウンして駐車場に入る前にエンジンの負担を減らすことも有効だろう。市街地では駐車場所も日陰を探すことはクルマのダメージと、再出発時の快適さが違ってくる。

 新車を5年毎に買い替えているなら、ほとんど故障もしないし、内外装の見た目の劣化も気にならないだろう。

 しかし平均車齢が伸びている昨今、愛車を長く大事に乗りたいのであれば、こうしたことを頭の片隅に入れて、1つでも2つでも実践して欲しい。

【画像ギャラリー】そろそろ暑くなってきたので……炎天下のダメージから愛車を守る方法をチェック!

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