働くクルマの変わり種 空港の滑走路の路面を高圧で洗浄清掃する凄ワザトラック


■滑走路のゴム除去作業を1分で完了

路面洗浄後の境目を見ればその差は一目瞭然。洗浄前の写真右にあるタイヤ痕も写真左の境目でキレイに消えている

 デモンストレーションの試験施工を行なったナリコーの萩原克彦常務執行役員によると、

 「滑走路のゴム除去作業は、これまでは4台~5台くらいの車両で現場に行って、機械と機械をホースで繋いだりして結構手間が掛かっていましたが、これは1台ですべて業務を行なえるので大きな戦力になっています。

 現場に行ってすぐに作業を始められるし、約1分で撤収できますから、緊急着陸などの際にも迅速に滑走路から出ることができます。また、サーフェスクリーナーのノズルの径がごく小さいので、超高圧の水を噴射しても舗装を傷めず、ゴムだけ取れるのでとてもいいと思います」。

 ちなみに成田空港の場合、この滑走路のゴム除去の作業は年に3回ほど行なっているという。

 「ゴム除去作業のほか、滑走路に描かれた標識を消すのに時々使用していますが、ただ、それでも稼働率はそう高くない。そこで他の空港にもお声掛けさせてもらっています。先日は新千歳空港でゴム除去を行ないました」。

■サーキットや高速道路、福島での放射能の除染も視野に

 また、この車両を輸入したカムテックの進藤一浩代表取締役は、

 「今回デモンストレーションさせてもらった富士スピードウェイそうですが、たとえば、NEXCОさんのように高速道路を管理している会社さんなど、空港以外の場所でも高圧水による路面の洗浄清掃のニーズはあると思いますので、広く働きかけていきたと思っています。

 それともう1つは、福島での放射能の除染作業です。GPSによる自動運転で洗浄清掃できれば、このクルマもお役に立てるのではないか、そんなことを思い描いています。

 このクルマを日本に導入するのに、かれこれ8年間くらい掛かりましたが、デモンストレーションを見ていただければおわかりの通り、非常に多機能で効率的な洗浄清掃作業を行なう車両ですので、活躍の場をどんどん拡げていきたいと思っています」とのこと。

【画像ギャラリー】ここまで歩いてきた『人生』という名の道もきれいにしてほしい……路面洗浄トラック「KAMTEC RWC1500」を見る

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