■DIYか、プロに頼むか?
それではヘッドライトカバーが劣化してしまい、見栄えが落ちるのはもちろんのこと、ヘッドライトが暗く感じられるようになった場合にはどうしたらよいか。
後で紹介するような修理用のアフターマケット品を利用してDIYするか、メインテナンス業者に依頼して、黄ばみや曇りを取り除くことになる。
とはいえ、前者のように自分でメインテナンスとなると、その道のプロが存在するほどだから、素人には手強い面があるのは想像がつく。中身は表面の研磨とコーティングが中心となり、正確な手順と根気が必要になるわけだ。
言うまでもなく、ボディコーティングと同様に表面の汚れをしっかりと取り除くことを基本として、表面の研磨も確実に実施したうえで、コーティング剤を塗りつけなければならない。
簡単に段取りを辿ると、作業としてまずは汚れを取り除いたうえで、ヘッドライトカバー周りをマスキングしたうえで、番号の低い(研磨面が粗いほうから600→1000→2000→5000番など)耐水ペーパーを遣って水をかけつつ表面を徐々に研磨していき、黄ばんだ水が白くなったら数字を上げ、黄ばみや白濁した部分を削り取る。仕上げとしてコーティング剤を塗布する。
…といってしまえば簡単に思えても、キレイに仕上げるには、慎重に作業を進めなければならない。ただし、コーティング剤を塗布したとしても、半年から1年立てば黄ばみが出てくることはある程度覚悟しておく必要がある。
まさに「言うは易く行うは難し」というところで、素人がこなすには多少の苦労が必要だ。ただし、ネットなどでも紹介されているとおり、自分で上手く仕上げられれば、満足感はひとしおであることは間違いなく、チャレンジし甲斐はありそうだ。
■主なヘッドライトクリーナー製品
最後にどんなヘッドライトクリーナー、コーティング剤が売られているのか、調べてみた。価格はオープン価格、実勢価格は本サイト調べ。工賃含まず。
■シェアラスターゼロリバイブ Surluster S-104
シュアラスター株式会社
ボディコート用ゼロシリーズのヘッドライトクリーナー製品「ゼロリバイブ」。“UVカットトリプルコーティング”とされる技術により、紫外線の反射と生じる熱の放出、紫外線の吸収により、ヘッドライトカバー内部の劣化を防止する。
●ヘッドライトクリーナー(70mL)×1、マイクロファイバークロス×1
価格:約900円~
■3M TM ヘッドライト用クリアコーティング剤 39173
スリーエム株式会社
3M製ハンディタイプのヘッドライトコーティングキット。3M独自の「トタイザクト」研磨材を使用。クリアコーティング剤は2コート施工が可能。より処理用品を充実させた「ヘッドライトレストレーションキット」も販売されている。
●ヘッドライト用クリアコーティング剤×2、フィニッシングディスク(3000番)×1
価格:1980円~
■ワコーズ HC-K ハードコート復元キット V340
株式会社和光ケミカル
粉砕型コンパウンドと特殊界面活性剤の効果によって黄ばみを取り除く「ヘッドライト用ベース処理剤」と、常温で硬化するケイ素系化合物によってガラス状の硬質皮膜を形成する「ヘッドライト用コート剤」のキット。1セット:12個入り。
●ベース、処理剤(50g)×1、コート剤(15mL)×1、研磨専用パッド×2、塗布用専用スポンジ×1、施工手順書×1 価格:約6000円~(工賃含まず)
■ホルツ R-FINEクリアショック MH682
武蔵ホルツ株式会社

プロユースを含む修理用品として知られるホルツの一般向けヘッドライトクリーナー製品が「R-FINE」シリーズの「クリアショック」。
「ヘッドライト復活&コート」として、研磨用「サンドブロック」で効率よく下地処理を実施。高濃度可撓性レジンコート剤で滑らかな仕上りを実現する。
●コート剤(1mL)×1、コーティングスポンジ×2、サンドブロック×1
価格:約800円~
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コメント
コメントの使い方コーティング云々より、ヘッドライトカバーを安価で交換できるように発信、提案するべきでは?
現状ではヘッドライトカバーを交換しようとするとアッセンブリー扱いでヘッドライト全交換が必要になる。
光源部分はLEDやHIDなど明るく長寿命を実現しているのにカバーの劣化のせいで夜間の安全性が脅かされる。
メーカーはユーザーに対し安価に安全を提供して欲しい。
市販のヘッドライトコーティング剤はいろいろ使ったけど、所詮一時の気休めに過ぎないよ❗️そんな気休めコーティングはやめてウレタンクリアー塗装したら2年経ってもピカピカな状態をキープしてる✨ウレタンクリアーってボディーのトップコートと同じだから市販の似非コーティング剤とは根本的に強度が違うんだよね❗️一度ウレタンクリアー塗装やったら似非コーティング剤なんかバカバカしくて使えなくなるよ❗️
ライトに限って言えば確かにクリアが弱い、自分でウレタンクリアを塗装したほうが長持ちする。家のクルマのライトは小糸製だが。