【車の細かくて小さい「進化」を見逃すな】 小さいけれど大事な進歩

【スバル レガシィシリーズ共通(2017年9月4日 大幅改良)】

エンジンスイッチOFF後もウィンドウを昇降できるオフディレイ機能の有効時間が30秒から約40秒に

 同じく9月4日の大幅改良時のリリースに載らなかった進化ポイント。エンジン停止後、よく35秒くらい経ってから窓を閉め忘れたことに気づく人には、ありがたい。

【ダイハツ ミライース(2017年5月9日 フルモデルチェンジ)】

ステアリング、従来のダイナミックダンパー廃止。ホーンパッドダンパーを設置し、振動抑制と部品点数削減

 燃費のみを追求することをやめた現行ミライース。走りの質追求のため、NV(騒音・振動低減)性能にも留意した改良を行ってきたのだ。

【マツダ ロードスター(2018年6月7日 商品改良)】

ドアチェッカーの段数を3段から2段に見直し、チェック間の距離を拡大するとともに、ドア保持力を高めることで操作性を向上

 RFの大幅出力向上に代表される、より気持ちいい走りの追求のほか、i-ACTIVSENSEの全車標準装備などで大きく魅力を増したロードスター。当然ニュースリリースはそのへんを謳うわけだが、実はドアも保持力が向上したことで、狭い駐車場での乗り降りが楽になったぞ。

【三菱 RVR(2017年10月5日 一部改良)】

吸音材追加により騒音レベルを低減。室内静粛性を向上。

 リリースでは内外装のデザイン変更、予防安全装備「e-ASSIST」標準装備グレードの設定などを謳うが、静粛性も密かに上げられていた。吸音材強化箇所は10箇所にものぼるというから、気合いが入ってますよ、コレは。

【スズキ キャリイ(2017年11月13日 仕様変更)】

スピーカー内蔵AM/FMラジオが夜間視認性向上のため、ボタン上部の文字等が点灯するように

 運転席・助手席SRSエアバッグ標準装備などの改良を受けたキャリイ。が、快適装備のラジオも改良を受けていた。「▽」マークのみが点灯していたものが、改良後は文字等が点灯するぞ。

 ニュースリリースを見ているだけでは、けっしてわからない改良ポイントの数々。その改良のひとつひとつこそ、エンジニアやデザイナーの血と汗と涙の結晶なのだ。万一、メーカーがこの企画にうっかり感謝してしまったのならば、ぜひ当サイトへの広告出稿をお願いしたい。ご連絡お待ちしております。


【番外編】日産ノートe-POWER いつのまにか全車エアコン標準装備

 デビュー時は最廉価グレードにエアコンが装備されず(ヒーターはあった)、オプションにすら設定されないということで(「そんなん誰が買うんだ」と)話題を振りまいたノートe-POWERだが、昨年9月1日に行われた仕様向上時に、エアコンが全車標準装備化された。当時のリリースには記載されていないので、ひょっとして気づいていない人もいるかもと思って紹介してみたぞ。

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