■生まれ変わったパサートにも試乗
今回は、4月に行われたパサートのマイナーチェンジモデルにも試乗した。
変更内容は、外観の小変更と、ガソリンエンジンが1.4Lターボから1.5Lターボに変更になったこと、そしてアルテオンと同様、運転支援システムがトラベルアシストにグレードアップされたことだ。ただ、乗ったのはディーゼルモデル(TDI)で、こちらはDCTが6速から7速になっただけで、エンジンの変更はない。
フォルクスワーゲンの直4・2リッターディーゼルは、以前から低い回転域でのトルクが薄く、アクセルオンで出足が一瞬もたつく傾向があったが、ミッションが変わってもそれは同じだった。
VWのディーゼルは、ATをDレンジからSレンジに切り替えておかないと、とにかくトロい。排ガス対策を厳格に行った結果と推測されるが、この点、他社のディーゼルに対して明らかに劣っている。いかに燃費が良くても、これはツライ。
もちろん燃費では断然ディーゼルだが、ドライバビリティを優先すれば、1.5Lガソリンターボがオススメだろう。あれはいいエンジンです。
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