ホンダF1よ永遠なれ!! ファインダー越しにセナを見続けたひとりの日本人カメラマンの想い


■F1を去っていくホンダのこれから

94年。悪夢のサンマリノGPのスタート

 暗いハナシはもうやめよう。モナコGPでM・フェルスタッペンが勝った。おっさん(自分)は彼のパパの走りに感銘を受けたクチだ。練習走行では真っ先に飛び出してきて、F1マシンをまるでカートのように振り回してガンガンアクセル踏み倒していた姿が印象的だった。

 息子は父と違いきっとクレバーな走法なのだろう。いや、うまくバランスが取れているのか。そうでなければ現代のチャンピオンになれるはずもない。

 個人的には、彼が年間王者になったとしてもホンダの「撤回・継続参戦」はなくていいと思う。負けてやめるより勝ってやめるほうがかっこいいし、ホンダらしくもある。そしてホンダにはF1よりももっと斬新な挑戦を期待したい。EVレース? 自動運転車競技? 宇宙開発?

 NSXやシビックRやCBR-RRやM・マルケスも頑張っているが、F1に代わるものは必ずしも4輪2輪のレースじゃなくてもいいと考える。世間をあっと言わせるようなプロジェクトに期待したい。

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池之平昌信(ikenohira.com)初代ホンダF1チーム監督・中村良夫さんの晩年の旅のお供をしたり、本田宗一郎氏とセナのツーショットを撮ったこともある、元F1全戦取材カメラマン。流し撮り職人。日本写真家協会会員。

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