このままターボエンジンでいくのか、スポーツハイブリッドに進化するか
スバルの技術戦略では、将来的なパワートレインは、新世代1.8Lターボエンジン(レヴォーグ搭載のCB18型)のさらなる高効率化、ハイブリッドシステムの導入(マイルドはe-BOXER、ストロングとプラグインはトヨタのシステムを流用と予測)、そしてBEV(=Battery Electric Vehicle=バッテリー動力のみで駆動するEV、トヨタと共同開発するSUV「ソルテラ」が相当)の3本柱となっている。
将来的なWRXの姿については、スバル全体の技術戦略の流れに寄り添わず、これまで通りにイケイケのターボエンジンのまま進むのか、それとも、いずれかのハイブリッドシステムと組み合わせてスポーツハイブリッドとして進化させるのか、考えられるのはこの2パターンだ。どちらのシナリオであっても、非常に面白いことになるだろう。
前者は、スバルのスポーツイメージを引っ張るWRXにターボエンジンを与えるため、レヴォーグ、フォレスター、インプレッサ、アセントといった他の車種で、CO2企業平均値を引き下げるようにする、という策であるが、それでいつもまでもWRXが生き残れるのかは、ファンとしては気がかりだ。ターボエンジン中止に伴って、WRXそのものが廃版になってしまうのだけは、避けてほしい。
ファンとしては、確実にWRXが生き残れる道=スポーツハイブリッドとして進化を選んでいく方が安心ではあるが、はたしてどうなるか。まもなく登場するであろう次期型に、その命運がかかっているかもしれない。
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