■他社に先駆けてレベル4の自動運転の実現を目指す/三菱ふそう
自動車業界は現在急速に変化しています。柔軟性を維持し、新しいビジネスモデルとテクノロジーを活用してこれらの変化に対応していくことが重要です。
完全自動運転トラックへのロードマップは、製品、お客様、環境の側面が重要と考えます。包括的なロードマップを定義するには、短期的には道路上の安全要件、ドライバーへのサポート、自動車保険、法規といった点に焦点を置き、長期的には機械学習、AI、電動化技術に焦点を当てることが重要です。
三菱ふそうは商用車メーカーとして、自動運転レベル3をスキップし、他社に先駆けてレベル4の自動運転の実現化を目指します。レベル3の自動運転では、ドライバーはまだ自分の席にいる必要があるため、メリットはないと考えます。
つまり、ドライバーは他のアクティビティ(休憩、コミュニケーション、計画等)を同時に実行できないため、お客様はその恩恵を受けられません。レベル4では、ドライバーが他のタスクをできるようになるため、運転の安全性も高めることができます。
私たちは自動運転トラックとCACC技術の双方において、運転資格を持つドライバーの数と自動運転市場の進化が、今後の動きと発展を左右すると考えます。
三菱ふそうは自動運転レベル2に相当する高度運転支援機能を搭載したスーパーグレートを発売し、また国交省主導の公道での最初の有人隊列走行の実証実験にも2018年に参加しています。
トラックの各セグメントにおける自動運転技術は、アプリケーション本体によると考えます。大型車のセグメントでは高速で長距離の走行を可能にする機能が必要ですが、小型車のセグメントでは操縦とラストマイルの配達をサポートするテクノロジーが必要です。
シームレスな物流のバリューチェーンを構築するために、各セグメント間の連携を可能にするテクノロジーに焦点を当てることも重要です。
最後にUDトラックスの回答をご紹介します。
■最も重要なのは技術の安全性が充分に担保されていること/UDトラックス
トラックの自動化は物流の効率化やドライバーの運転環境改善などの社会課題を解決していくためのカギとなるテクノロジーですが、最も重要なのは技術の安全性が充分に担保されていることです。
こうした意味において、レベル2とCACCは重要なステップです。しかしながら用途に応じて、これ以外の技術を提供していくことも大切だと考えています。
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