■メタルの重厚感と輝きで気分はGT-Rオーナー
それぞれの細部を見てみよう。
ハコスカGT-Rの4ドア、PGC10(1969年モデル)のエンブレムは長方形で、下地が赤。GT-Rのロゴが浮き出たカタチで、「R」の文字は赤より橙や黄色に近い。
二つ目のハコスカGT-Rのクーペ、KPGC10(1970年モデル)のエンブレムからは、正方形っぽいものに変更。ベース部分は黒になり、「GT」が赤、「R」が白文字に赤い縁と凝ったものに。
ケンメリGT-R、KPGC110(1973年モデル)になると、「R」の一文字だけが赤くなり、GT-Rであることを強く主張するデザインになる。
ここまでが第一世代のGT-Rで、残りの三つは第二世代のGT-R。
まずは16年ぶりに復活したR32GT-R(1989年モデル)のエンブレム。メッキがきいた「GT」の二文字は少し扁平気味で、凸型に盛り上がっている。
一方「R」は、字の中央を掘ったような立体感のある仕上がりで、色も赤というよりえんじ色に近いシックなもの。ケンメリよりもロー&ワイドなデザインで、ショートホイールベース型!?
続いてR33GT-R(1995年モデル)のエンブレム。R33のエンブレムも、基本はR32のものと変わっていないが、よく見るとR33のものは、「GT R」の三文字だけが切り抜かれて浮かび上がっているデザインに。
「R」の色も少し明るい赤に変更。サイズはやや縦方向が長くなり、ボディと同じくロングホイールベース風に!?
ラストがR34GT-R(1999年モデル)。R34のエンブレムは、基本的にR33のデザインを継承。実物は素材の違いから質感に違いが見られる。細かい点では「R」の色が、R32のような色に戻った感じ。
いずれも日産自動車(株)の監修を受けて制作されているので、そのリアル感は折り紙付き。裏面には各形式名が彫刻されているというのもファンにはうれしいところ。
■発売は2021年12月予定! 手首の準備運動をしつつ待て!
試作品の動画が、「トイキャビン」の公式ツイッターにアップされているが、メタルの重厚感や表面メッキの仕上がり具合はよく伝わってくるはず。キーホルダーのサイズは、横幅が約50ミリ(R34)。実物だとR32のものの横幅が約80ミリなので、本物の約2/3(62.5%)ぐらいの大きさになる。
ちなみに筆者はR32GT-Rのオーナーでもあるので、実車のエンブレムとキーホルダー(実物は完成していないので、写真と動画)を見比べてみたが、カタチの再現性は申し分なく、メッキ部の輝きはキーホルダーの方が上で、重厚感(素材は亜鉛合金)も実車以上。
ただ嫌みな感じはどこもなく、キーホルダーとしてはこのぐらいの存在感がある方が望ましいぐらいだ。また「R」の「赤」をホンモノらしい「赤」にしているところもポイントが高い。おそらくGT-R純正のチタンキーと組み合わせても、相性はいいと思われる。
発売は2021年12月でもう少し先になるが、GT-Rオーナーならば、是非とも愛車のエンブレムをゲットしたくなるはず。ただし、このエンブレムはあくまでもガチャガチャ製品なので、欲しいエンブレムはガチャガチャを回して当てるしかない!
「トイキャビン」に問い合わせたところ、生産数は6車種とも同じなので、1回500円のガチャガチャで狙ったエンブレムが出てくる可能性は1/6とのこと。全種類コレクションしようすると、6×6で36回ぐらいやらないと確実には揃わないかもしれないが、運がよければ10回前後でコンプリートする可能性も……。
ガチャガチャとはいえ、本格的過ぎて大人が夢中になってしまうマニアックなグッズ。
日産関係、スカイライン関係以外にも、乗り物好き向けの製品がいくつもあるので、気になる人は同社のホームページをチェックしてみよう。
【画像ギャラリー】限界まで回せ!!(ガチャを!!)トイズキャビンから登場のGT-Rエンブレムガチャと歴代GT-Rを見る!!(9枚)画像ギャラリー
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