2代目NSXとR35GT-Rが時を同じくして限定車を発表し注目を浴びた。しかもNSXは7年というスーパースポーツにしては短いモデルライフとなってしまった。画期的なハイブリッドシステムを搭載して登場したというのに、だ。
方やGT-Rはというと幸いにして生産終了のアナウンスこそ未だなされていないものの、限定車Tスペックは14年にわたる進化のいわば到達点というべき内容で、すでに完売御礼のニスモも含め、最新のスーパースポーツに求められる進化レベルであるとはお世辞にも言えない(個人的な好みはさておき)。
さらにはGRによるハイパーカー計画も市販寸前で海の藻屑となった今、スポーツモデル分野における日本車の“限界点”を考える良い機会であると思う。
文/西川淳
写真/トヨタ、日産、ホンダ
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