あと9年で消滅する現実? 最後かもしれないMTを今のうちに買っておこう!

■200万円ちょっとでも狙えるMT車は最高だ!


■スズキスイフトスポーツ:6MT、201万7400円~

受注生産となるがスズキセーフティサポート非装着車は187万4400円から買える。970kgという車重、140ps/23.4kgmを発生する1.4L直噴ターボを操る楽しさが200万円程度で味わえるというのは幸せだ
受注生産となるがスズキセーフティサポート非装着車は187万4400円から買える。970kgという車重、140ps/23.4kgmを発生する1.4L直噴ターボを操る楽しさが200万円程度で味わえるというのは幸せだ

 2017年登場で1.4リッターターボを搭載する現行スイフトスポーツは、パワフルなだけにコンパクトカーのスポーツモデルでは圧倒的に速い。

 ハンドリングと乗り心地もいい意味で無難な万人が楽しめるものになっており、元がいいだけに不満があればエンジン同様にライトに手を加えれば自分好みの仕上げるのもいい。

 それでいてMT車の価格はACCや自動ブレーキまで標準装備で201万7400円と内容に対し激安なので、コンパクトカーのスポーツモデルで迷ったらスイフトスポーツを買っておけば高い満足感を長期間にわたって味わえるに違いない。

6MTのシフトフィールは小気味よく決まる。初心者にも扱いやすい操作性がスイスポの魅力だ
6MTのシフトフィールは小気味よく決まる。初心者にも扱いやすい操作性がスイスポの魅力だ


■日産マーチNISMO S:5MT、187万6600円

マーチNISMO S専用チューンの1.5L、直4エンジンは116ps/15.9kgmを発生。そのほかマーチNISMO S専用の足回りとブレーキ、専用エアロ、専用インテリアなど多岐にわたる
マーチNISMO S専用チューンの1.5L、直4エンジンは116ps/15.9kgmを発生。そのほかマーチNISMO S専用の足回りとブレーキ、専用エアロ、専用インテリアなど多岐にわたる

 現在、日産の乗用車唯一のMT車となるマーチNISMO S。設計が古いとはいえ、エンジンから足回り、専用エアロ、専用インテリアまで変更して200万円以下というのは貴重な存在。

 全体的な雰囲気など楽しいクルマに仕上がっており、コンパクトカーのスポーツモデルを選ぶ際に「楽しさを最優先する」という人なら選択肢に入れてほしい。


■スズキアルトワークス:5MT、153万7800円~

搭載されるエンジンはワークス専用チューンの658㏄、直3インタークーラーターボで64ps/10.2kgmを発生。FF車の車重はわずか670kg!!その軽さが軽と侮れない走りの原動力となる
搭載されるエンジンはワークス専用チューンの658㏄、直3インタークーラーターボで64ps/10.2kgmを発生。FF車の車重はわずか670kg!!その軽さが軽と侮れない走りの原動力となる

 FF車なら670kgという超軽量ボディに64馬力のターボエンジンを搭載するアルトワークスは、パンチある動力性能を持つ痛快なクルマだ。

 痛快なのはエンジンだけでなく、サスペンションも決して不快でないホットハッチらしいコツコツとした適度に締め上げられたセットアップとなっており、多くの人が楽しめるだろう。

670kgという超コンパクトで軽量なFFママシンを、5速MTで駆る楽しさをぜひ味わってほしい。インパネのCVT(またはASG)の収まる場所は小物入れとなっている
670kgという超コンパクトで軽量なFFママシンを、5速MTで駆る楽しさをぜひ味わってほしい。インパネのCVT(またはASG)の収まる場所は小物入れとなっている

■405psの3L、V6ツインターボを6MTで楽しめる! MT最後のスペシャルティ!?


■番外編 新型フェアレディZ:6MT、450万円~(予想価格)

2021年12月にも市販モデルが発表予定の新型Z。エンジンはスカイライン400Rと同様のVR30DDTT型3L、V6ツインターボ(405ps/48.4kgm)が搭載され、6MTが組み合わされる
2021年12月にも市販モデルが発表予定の新型Z。エンジンはスカイライン400Rと同様のVR30DDTT型3L、V6ツインターボ(405ps/48.4kgm)が搭載され、6MTが組み合わされる

 今冬に登場する新型フェアレディZはスカイライン400Rとほぼ同じ405ps/48.4kgmを発生する3L、V6ツインターボを搭載、ボディやサスペンションの改良などにより、86&BRZのフルモデルチェンジのように確実な進化を果たした楽しいクルマに仕上がっているだろう。

 また、先々代モデルから使われているものの改良版となるMT車はアメリカ仕様のスペックを見ると、上級グレードのパフォーマンスにはラウンチコントロール(クローズドコースでのゼロヨン勝負などのためのロケットスタートモード)が装備されるなど、いろいろな楽しみ方ができそうな点も新型フェアレディZの大きな魅力となりそうだ。

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405psの3L、V6ツインターボをスカイライン400Rにはない、6MTで操る楽しみ。登場が待ち遠しい !!
【画像ギャラリー】これも自動運転!?自ら動かすMT車の魅力を再認識しよう!!(30枚)画像ギャラリー

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