■原点回帰!? 本格SUVに人気の兆し
ところが最近は、前輪駆動ベースのSUVが売れ過ぎて市場が飽食気味になり、一度衰退した悪路向けSUVが再び注目されている。
例えば悪路向けSUVのジムニーは、2018年の登場時点に比べると生産台数を増やし、1か月の届け出台数は発売当初の1.7倍に増えた。
それでも販売店では「ジムニーのお客様は発売から3年以上を経過した今でも増えており、納期は依然として1年近い」という。ランドクルーザーは「納期は2年以上は確実で、正確には分からない。3年を要するかも知れない」と述べている。
輸入車では悪路向けSUVのジープラングラーが、2021年7~9月の輸入車販売ランキングで5位に入った。6位はフォルクスワーゲンのT-Roc、7位はポロだから、ジープラングラーがコンパクトな定番車種を押さえて好調に売られている。これも以前は考えられなかった販売傾向だ。
SUVの売れ筋は今でも前輪駆動ベースのシティ派だが、新しい原点回帰の販売傾向も生まれている。このように流動的なトレンドがあることも、SUV市場に活気がある証なのだろう。
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