■創業会社や商品、ブランド自体が消滅したブランド
●ハルトゲ[チューニングメーカー]
かつてトミーカイラで知られるトミタ夢工場が日本に輸入していたが、2001年に日本法人が設立された。2019年に本国の法人が清算、消滅した。しかし日本法人は今も存続している。
●KKK[ターボチャージャー製造メーカー]
1899年設立の会社で、1996年にターボ部門が米Schwitzer社とともに買収、ボルグワーナーターボシステムズ社となる。残るターボ以外の部門は2006年にシーメンスエナジーに買収された。
●ゼクセル[燃料ポンプメーカー]
源流は1939年設立の「ヂーゼル機器」である。1990年にゼクセルに社名変更し、2000年に同社を母体に独ボッシュ日本法人傘下グループでボッシュオートモーティブシステム社となる。
●トランピオ[タイヤブランド]
TOYOのスポーティブランドで、レースの場でも1989年のグループAで金字塔を打ち立て多くの功績を残したが、2002年発売の「Vimode」を最後にその名称は用いられていない。
●パナスポーツ[ホイールメーカー]
独特の美しい曲線や高額な価格設定から長らく憧れのブランドとして認識されてきたメーカーだったが、2018年に同社工場での旧来のホイールの製造および修理関係業務の中止を発表した。
●テキサコ[燃料メーカー]
2001年の統合でシェブロンテキサコとなり、2005年にはシェブロンに改称しテキサコは消滅。ただし、創業の地であるテキサス州のみテキサコブランドのGSが残され今も販売されている。
■他にもあるぞ! あのブランドの今
今や星の数ほどあるクルマ関連ブランドだが、ここまでに取り上げてきたのはほんの一部。ほかにも懐かしのブランドを集め、ここでいっきに紹介していこう。
こうして見ると、今も根強く生き抜いたブランドもあれば、時代の荒波に逆らえず消滅したブランド、さらに消滅したが復活を遂げたブランドも存在することがわかる。
■時代が変われば会社も変わっていく。生き抜け、名ブランドたち!
ちょうどこの企画を進めている時、企画担当がドライブに行くとシェルのガソリンスタンドの看板が「アポロステーション」という名前に変わっており、「おいおい俺たちのハイオクVパワーはもう給油できんのか!?」とひとり驚きと悲しみに暮れたのだった。
今回の企画であのブランドの現在を振り返ったが、ブランドが途絶える時はパタッと途絶えてしまうし、復活する時はサクっと甦るケースが多い。愛着ある名前の消滅は惜しいが、続くものなら続いてほしい!
そう願うのも一ファンとしての思いである。コロナ禍やEVシフトで大波乱の現代だけど、生き抜け名ブランドたち!
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