■事故防止に役立つ頻度がもっとも多い安全装備は?
●後側方警戒支援システム
俗に「ブラインドスポットモニタリング」などと呼ばれるもので、進路変更の際などの接触事故を防ぐため、具体的にはリアバンパー内部に埋め込まれたセンサーで車両左右の後続車の接近を監視し、後続車がいた場合にはドアミラーの画面やAピラーなどに表示する。
個人的には事故防止に役立つ頻度がもっとも多い安全装備と感じており、装着可能な車種(標準装備となる車種も増えている)にはぜひ装着したい。
●360度モニター
これは最新自動駐車機能の基盤の1つでもある装備で、パノラミックビューモニター(トヨタ)、アラウンドビューモニター(日産)などとも呼ばれ、具体的には前後左右のカメラを使い、俯瞰で見た画像で駐車スペースなどでの自車位置を確認できるというものだ。
駐車スペースでの左右方向の状態に加え、特に「前方が枠から出ていないか」を車外に出ず、車内から確認できる点も有難い。
■より快適なカーライフを支援する装備たち
●シートヒーター&ステアリングヒーター&シートベンチレーション
シートヒーターやステアリングヒーターも冬場の早朝など大変便利な装備。
これもなかなか後戻りできない装備の1つ。さらに上をいくのは、シートヒーターとセットとなることが多い、革や合皮といったシートに付く送風機能。
背中などに汗をかきやすいこの種のシートに付いていると、実に快適だ。
冬場、シートヒーターで暖まりすぎて、つい汗をかいてしまう人は手放せないのでは。
●予約機能付きウェルカムパワースライドドア
スライドドアとなっている日本車はミニバンどころか、N-BOXのような軽スーパーハイトワゴンでもドアハンドルを引けば電動でドアが開くパワースライドドアが当たり前となっており、スライドドアの電動開閉は欲しい人が多い装備となっている。
最近では両側パワースライドドアも珍しくないものになっているのに加え、アルファード&ヴェルファイアなどでは「予約機能付きウェルカムパワースライドドア」に進化している。
この機能はスマートキーを使って「操作なし」で自動オープンしたいスライドドアを予約すると、20分間の時間制限付きという条件下で作動範囲にて約2.5秒待つと予約したスライドドアが自動オープンするというものである。
「子供がフロントのヒンジドアを開けようとして隣のクルマのドアパンチしてしまった」などの心配を考えれば、確かに有難いこともあるだろう。
●ミニバンのスライドドアに付く乗降用電動ステップ
これはパワースライドドアを開くと同時にサイドシルに収納されていた乗降用ステップが電動で出てくるというもので、三菱 デリカD:5と日産 セレナを例に考えてみる。
デリカD:5の場合はコンセプトが「SUVの要素を盛り込んだミニバン」なだけに、最低地上高が高く、乗降性もよくないのでアリな装備だ。
対するセレナは乗降用電動ステップがオプション設定されており(装着すると持ち込み登録)、あると2列目以降にアクセスしやすくなるのは事実だ。
●電動バックドア&トランクリッド
バックドアとトランクリッドの電動開閉機能があると、スマートに開閉ができるのに加え、特に小柄な女性がバックドアを開閉する際には高さに加え、力が要らないという意味でも嬉しい。
さらに地面とクルマの間に足を入れるなどして開く機能もあれば万全だ。
●ヒンジドアのドアクローザー
スライドドアの場合は電動ドアもセットになり、もはや当たり前の装備だが、ヒンジドアでもドアクローザーがあると、静かにドアを閉めても半ドアにならないのは大きなメリットだ。
また、電動開閉ではなくともスライドドアにドアクローザーがあると、大きな音を立てなくない車中泊での深夜のトイレの際などにも非常に有難い。
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