■周囲の人々を幸せな気分にさせる武闘派
WRCツール・ド・コルスをイメージした山中でのワインディンロード撮影を終え、最後に助手席に乗せてもらった。
1400ccターボとは思えないほどの加速感がある。昔の自動車雑誌的な表現でいえば、「4000回転を超えたころからブーストがいっきにかかり、シートに背中が押し付けられるような加速を味わうことが可能だ」といったところだろうか。
乗り心地も悪くないし、コーナーをヒラリヒラリ、スイスイとかわしていく印象だ。これなら普段でもけっこう乗れるのでは?
「以前、奥さんを乗せて買い物に行ったんですが、車内がガソリン臭いからもうイヤだ、と言われましたよー」
そうか、乗り手を選ぶとしたらそこだったか! けど栗原さんは少年時代へのタイムトラベルを楽しむかのように運転している。その姿を見て、尾上メカニックも自分も奥様も! 微笑んで幸せな気分になる。素敵なオーナーとクルマ、空気の澄んだ美しい山道。
武闘派ラリーマシンの取材のはずが、なぜか癒されちゃって不思議な気分になった一日でした。メルシーボクゥ。
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