マツダがこのほど、認知症に起因する事故を予防できる可能性を持つ、新しい安全技術の開発を発表した。このシステムは運転中にドライバーの視線をずっと追いかけているもので、同時に前方のカメラでドライバーがどこを見ているかを判定する。
普通のドライバーは、道交法遵守&運転経験に基づいて信号を見たり、歩行者を見たりするのだが、認知症を発症すると頭脳ではなく、本能的に興味のある場所を見ているそうで、データを取ってみると頭脳が認識している時の視線と本能的に見ている時の視線は明らかに違うとのことだ。実際にこのシステムを体験した国沢光宏氏が解説する。
文/国沢光宏、写真/マツダ、平野 学、AdobeStock
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