大型トラックやバスの車輪脱落事故を防げ! なぜこの10年で激増したのか?

■さらに車輪脱落事故を防ぐには

 人間はどうしてもミスを犯すものなのでクルマ側での対応も必要となる。例えば、ブレーキはパッドが減ってくると、薄い金属板がディスクローターに当たって異音を発するようになっている。そうした単純な機構で、ホイールナットの緩みを知らせるような仕組みがあれば、より安全性を担保できるだろう。

 整備をきちんと行えば事故を防げるという理論ではなく、ヒューマンエラーをサポートできるクルマ作りが望まれるのは言うまでもない。

 また、こうした車輪脱落事故はトラックだけの問題ではない。乗用車でも締め付けトルクが不足すれば当然のように脱落する可能性はある。現在はネットでホイールにタイヤ組み込みずみ、バランス取りずみのものが簡単に手に入る時代で、DIYで作業を行う人も多い。

 くれぐれも正しい締め付けトルクでナットを取り付け、走行後の増し締めも忘れないように注意してほしい。

【画像ギャラリー】10年間で12倍!!! 大型車の「車輪脱落事故発生状況(令和2年度)」を写真でチェック(10枚)画像ギャラリー

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

マツダ6、実は水面下で開発が続いていた!? 注目新車情報、グッズが当たるアンケートも展開「ベストカー4月26日号」

マツダ6、実は水面下で開発が続いていた!? 注目新車情報、グッズが当たるアンケートも展開「ベストカー4月26日号」

終売が報じられたマツダ6はこのまま終わるのか? 否!! 次期型は和製BMW3シリーズといえるような魅力度を増して帰ってくる!? 注目情報マシマシなベストカー4月26日号、発売中!