■燃費レースの絶妙なルールで楽しさ&難しさ倍増
レース当日は20分間の練習走行があるのでここでコース確認ができる。いつもはこの練習走行の際に180分レースの予選が行われるのだが、コースサイドに残る雪の影響もあり危険だということで、今年は抽選でスタート順を決めることに。
ベストカーWeb編集担当さんの引きの強さもあり何とヤリスHVチームは予選5番手をゲット。これは優勝も狙える位置! 参加2年目にして総合優勝か!?と意気揚々と180分レースがスタートする。
エコカーレースといえどもスタートは混乱するのでスタートドライバーはレース経験が豊富な私が担当。やはり上位からのスタートは有利で当然ながらトップ争いに加わる。助手席に乗る青二プロダクションの桑マン(あだ名ね)がタイムキーパーとしての役割を果たしてくれて絶好のポジションをキープ。
スタートから20分後にピットイン。ここからは初参加の3名でレースを戦ってもらうことになる。ドライバー交代を素早く終わらせコースに復帰すると順位は5位。これはイケる! と思ったがレースはそんなに甘くない。
1周3分15秒という設定タイムより速く走ってしまうとペナルティが課せられるのがこのレースの絶妙なルール。ヤリスHVチームは、7回の超過通過もあり出走台数50台中総合46位と沈んでしまった。まさに糠(ぬか)喜びとはこのこと。
初めて走るサーキットが国際レーシングコース、しかも初レースというのは中々ハードルが高いとうことが露呈。とはいえ参加したメンバーはとても楽しめたようだ。
ちなみに180分レース後に行われた60分レースは、ドライバー2名で戦ってもらった。内海社長と野里マネージャーの賢プロダクションコンビだ。抽選で決まっていたスタート順位は33位。17列目からのスタート。周回するごとに順調に順位を上げて行く。
60分レースで決められている通過タイムは4分45秒。180分レースのチェッカーから直ぐのスタートだったこともあり、3分15秒のスピード感覚が残っていて、遅く走る難しさを痛感。コースにも慣れてきたことも手伝って6回のタイム超過が響き最終的には総合39位。ブッチギリの最下位で幕を閉じた。
■参加にかかる費用も意外とエコ
今後、エコカーカップへの参加を検討している方々に経費の話もしておこう。レースに参加したトータルの経費は意外とリーズナブル。
ヘルメットとグローブを持っていれば、エントリー費の61,700円(180分と60分レースのダブルエントリー)以外に必要な経費は、自分の移動経費とレース中のガソリン代、ガムテープなどのケミカル用品、飲食代のみ。ちなみに燃費レースなので満タンにしておけば練習走行とレースは走り切れる。
次回の開催は8月20日(土)。日本屈指の国際レーシングコースを走れてレーサー気分を味わえるので是非とも参加を検討してもらいたい。VARTメンバーの奮闘レポートは近日中に公開するのでお楽しみに!
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