■独自の世界観あり
では、実際の乗ってみて、今回の『モノ』はどうなのか? すでに、各方面で「IONIQ5」と「NEXO」に関する試乗記事が公開されており、概ね高評価という印象がある。
筆者も、ヒョンデ・モビリティ・ジャパン主催のメディア向け試乗会に参加し、一般路、ワインディング路、高速道路などで、2モデルをじっくり乗った。
結論からいえば、「IONIQ5」には独自の世界観があり、日系、欧州系、米系のBEVとは一線を課するBEVである。
外観は、1974年発表の「ポニーコンセプト」がモチーフであることから、未来感だけではなく、どこか懐かしさを感じるところが魅力的だ。
インテリアの部屋感のアレンジも、人の生活を充分に理解している発想だと感じる。
■実際に乗って触って完成度の高い2台
さらに、なんといっても、走りがいい。リア駆動ベースのBEVとしてクルマ全体の一体感と、ワクワク感がとても強い。
「NEXO」については、事実上のライバルがトヨタ「MIRAI」のみという現状では、燃料電池車ユーザーの選択肢のひとつに成り得ると思う。
こうして改めて、2000年代と2022年代のヒョンデ日本市場での動向を比較してみると、今回のヒョンデは「まったくの別物」だ。
カーシェアのAnycaなどでの試乗も始まったので、ぜひ一度、体験することをお薦めする。
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