半年前の常識は今の非常識!!? 変化早すぎ!!! のクルマ話10選

■ノートオーラ 大ヒット!!!「高価なモノは売れない」常識が覆されている!?

高価だがお買い得なノートオーラ
高価だがお買い得なノートオーラ

■どんな話?…地域によっては標準ノートよりオーラが売れているという。高いモノは売れない、という認識が変わったの?

なぜ「常識」が変わった?

 ノートXは約219万円だが、プロパイロットのセットとLEDヘッドランプを装着すると、総額が約273万円になる。一方、ノートオーラGは約261万円だが、LEDヘッドランプや各種安全装備を標準装着。

 プロパイロットやBOSEサウンドシステムなどのセットオプションを加えても総額が約301万円。内外装の質感や走行性能の違いも考えると、ノートXに約273万円を払うよりもお買い得。より高額モデルが売れているワケはこれだ。

(文/渡辺陽一郎)

■新型Z「ビッグマイナーチェンジなので大したことない」という認識だったような……?

■どんな話?…今年6月発売開始に向け、少しずつ「本当の姿」が見えてきた新型Z。当初は「ビッグMCなので大したことない」という認識があったけど、今や!

■なぜ「常識」が変わった?

 7代目のフェアレディZが間もなく発売になる。発表された2020年当初、型式が先代と同じ「Z34」と知り、失望したファンが多かったようだ。型式が変わらないとマイナーチェンジだと思われてしまうからね。

 でも、プラットフォームを変えることなく新型へとモデルチェンジするクルマはたくさんある。型式は同じでも、前期型と後期型で走り味が大きく変わり、驚かされるクルマも少なくない。

 新型フェアレディZはデザインだけでなくパワートレーンも一新された。サスペンションもタイヤも最新のものになっている。重量配分も違う。誰が乗っても14年前のZと別次元であることがわかるだろう。降りたあと、みんなはニコニコしているはずだ。

(文/片岡英明)

■ここに来て「ブランド力向上」!? マツダに対する常識がまったく変わった!?

■どんな話?…(ファンの方はごめんなさい)いまいち突き抜けない雰囲気があったマツダ。昔からマツダを知る世代はそんな印象を持つ方もいると思うが、ここに来て「マツダブランド」が急激に上がっている!(半年前から上がったという明確な区切りではないが……)。

■なぜ「常識」が変わった?

 要因は2006年の「2015年ビジョン活動」(通称)を全社で共有したことが大きな転換点という。そこからクルマ作りにこだわり続け、昨年は米国コンシューマーレポート誌でもマツダは抜群の評価。3位スバル(76点)、2位BMW(78点)を抑えて1位がマツダ(80点)。商品力の高さが認められた証だ。

 また、この先は今のマツダしか知らない世代がユーザーの中心となる。高いブランドイメージを持つマツダが「常識」になっていくはずだ。

(TEXT/編集部)

■「EVには多段ギアは不要」と言われていたけど、ここのところ…!?

■どんな話?…アクセル踏んだ瞬間、ドーンと加速するのがEV特有の走り。多段ギアは必要なしが常識だったけど、最近変化が!

■なぜ「常識」が変わった?

 EVはアクセルを踏んだ瞬間からパワーとトルクが一気に湧き上がる。このモーターのパワー特性ゆえ、従来EVモデルは減速ギアだけで足り、複数のギアを組み合わせる必要はなかった。

 が、前後にモーターを配したパワフルな4WDのEVがリアアクスルに自動切り替え式の2速ミッションを採用し、登場。速さや加速感を重視する4WDの高級EVスポーツカーだけは、この先、ミッション付きが常識になるかもしれないね。

(TEXT/片岡英明)

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