■「後輪モーター駆動の4WDは大したことない」が常識のような感じでしたけど……!?
■どんな話?…「お助け専用」という感じなのが以前の後輪モーター駆動の4WD。が、ノートなどに乗り、その認識が変わった!
■なぜ「常識」が変わった?
かつて、日産がマーチやキューブに採用し、マツダも使った電動4WDは、滑りやすい路面での発進性を高めるために後輪に小さなモーターを付けたもの。お助け専用だから掻き始めしか4輪駆動にならない。
しかし、最新の電動4WDは常に後輪にトルクを伝えてくれる。後輪用モーターもパワフルだ。簡易型だよね、と舐めたらアカン。自在に駆動力配分を変え、「オレ、運転がうまくなったかも?」と思わせてしまう。
(TEXT/片岡英明)
■アルト、ただの安いクルマという印象が新型で変わった!
■どんな話?…軽のベーシック、アルト。「安いけれど安モノではない」と、先代までの認識(常識)を覆したと評判の新型。進化が著しいのはなぜなんだろう?
■なぜ「常識」が変わった?
新型アルトは従来型に比べてコストを抑えながら質を高めている。マイルドハイブリッド搭載車を選べ、カップホルダーの位置も見直されるなど作りが丁寧。この進化の陰にある目的はユーザー層の拡大。
この先、2030年度燃費基準をクリアするには軽自動車もフルハイブリッドの搭載などを迫られ、価格も高まる。ワゴンRの顧客がアルトへ行く可能性もあり、あらかじめ質感を高めて顧客層も広げたのだ。
(文/渡辺陽一郎)
■新型アトレーがワゴンなしの4ナンバー車のバンだけに。常識を覆した出来事か?
■どんな話?…昨年12月、17年ぶりにフルモデルチェンジしたアトレー。月販目標の8倍の受注数と大人気だが、なんと4ナンバーの商用車登録。なぜ商用車になったの?
■なぜ「常識」が変わった?
先代アトレーは5ナンバー車で後席も広かったが、4名で乗るユーザーはタントを選ぶ。そのために先代アトレーの90%のユーザーは、後席を畳んで荷室として使っていた。さらに「アトレーにも重い荷物を積みたい」というニーズが多く、新型は商用車に変更して350kgの最大積載量も設定している。
つまり新型アトレーは、ハイゼットカーゴの上級仕様ということ。思い切った常識の覆しだ。
(文/渡辺陽一郎)
■半年前までは「日本では公式に中国車は売らない」認識でしたけど……!?
■どんな話?…中国の第一汽車による高級車ブランド「紅旗」が昨年12月大阪に販売店を誕生させ、東京にも「HWエレクトロ」の販売店が登場。日本でも中国車を売る……のがこれからの常識になるの?
■なぜ「常識」が変わった?
中国には多くの民族系メーカーが林立する。最初に日本に上陸したのは高級車ブランド「紅旗」を販売する第一汽車だ。フラッグシップの紅旗「H9」を発売するという。在日中国人は多く、日本で成功した実業家の一部は乗りたがるだろう。この狙いがある。
これを機に他の中国メーカーも日本進出し、割安のファミリーカーをヒット狙いで売る可能性だってなくはない。
(文/片岡英明)
■すみません……(汗)。トヨタヴォクシー、新型にも設定されていました
1月13日に発表・発売されたノア/ヴォクシー。ベストカースクープ班は「次期型にはヴォクシーは設定されない」と述べてきたけど……、すみません。その常識は今や非常識ですね。納期半年待ちと大人気です。(文/編集部)
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